「ZN6をベースにあえてのAT仕様で速さと快適性を追求!」SHPエンジニアリング【SPECIAL SHOP】

「ストリートを楽しむ!」をテーマにチューニング!

モーテックM150制御により異次元のパワー特性とレスポンス

ベース車探しからチューニング&ボディワーク、さらには遊びの提供まで丸ごとバックアップしてくれることで知られる新潟県の“SHPエンジニアリング”。そんな気鋭チューナーが、新たなベース車として現在力を入れているのがZN6型86だ。

何と言ってもまず注目したいのはミッション。あえてのAT仕様としているのだ。これは「ビギナーや女性でもチューニングカーを楽しめる」というコンセプトを体現したもので、快適な街乗りとサーキット走行まで視野に入れたスポーツ性能の両立を目指してチューニングを進めている。

とはいえ「ただ安い中古のスポーツカーを買って走りましょう!」では芸がないし、後々のメンテナンスやトラブルを考えると心配もつきまとう。そこで、SPHエンジニアリングが提案するのがモーテックM150によるフルコン化だ。

エンジン本体には手を付けず高性能フルコン化することで、燃調はもちろん可変バルタイやスロットルのツキなども綿密に制御し、ダイレクトな操作感を実現。ちなみに、M150の導入に必要なトータルコストはセッティング代まで含めて約100万円となっている。

モーテック制御というとフルチューンマシンやレーシングカーを連想する人も多いかもしれないが、SHPエンジニアリングでは、安い中古車のコンディションを整えるためにモーテックを使用することが多いという。

「このクルマは、中古車オークションから買ってきて、エンジンも一切触っていません。もちろん仕入れたあとにダイノパックで健康診断はしていますが、オーバーホールしちゃうとコストもかかるので、あくまで中古車で買ってきたままというのがポイントです」とのこと。

パワーアップ関係で唯一変わっているのがEXマニ&マフラーで、共にフジツボ製。左右4本出しマフラー“オーソライズRM+C”は、排気効率アップや軽量化はもちろんだが、カーボンフィニッシャー付きの4本出しでストリート映えも抜群!

カスタム感を高めるボディワークもSHPエンジンニアリングの得意項目。各種ペイントやエアロパーツの取り付けは全てボディショップ部門が担当。デモカーの86、AE86のどちらも透明度の高い鮮やかなオールペンが施されている。

現在、ファクトリーでは2台のハチロクが作業を進行中。濃紺のレビンはフルレストア中のユーザー車、白のトレノはコンプリートカーとして販売に向けた整備・補修の作業中だった。他店購入車のトラブル対応やエンジンオーバーホール依頼も多いという。

「ボディショップ部門と系列の認証工場との連携により、マシン探しからチューニング&ドレスアップ、改造申請や検査まで一貫して自社内でできる体制を確立しています。9月には群サイ、10月は間瀬サーキットで走行会を開催しますので、詳細はHPでチェック&どんなことでもお気軽に相談してください」とはSHP代表の関さん。

ボディショップ部門や認証工場まで備えた自社一環体制の強みを活かし、手頃に買える86&BRZカスタムの好例を示してくれたSHPエンジニアリング。今後も注目のプロショップと言えるだろう。

取材協力:SHPエンジニアリング 新潟県長岡市川口牛ケ島522-1 TEL:0258-81-4030

【関連リンク】
SHPエンジニアリング
http://www.shp-engineering.com/

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