「初代NSXといつまでも・・・」チャームポイントは半年間を費やしたDIYフルラッピング!?

DIY作品とは思えない完成度!

NSXは今のクルマにはない操る楽しさを教えてくれる

26歳にして初めて手に入れた憧れのNSXだったが、無念にも事故に遭ってしまう。修理するよりも買い替えた方が早いという結論に達し、そこから2年ほど死ぬ気で購入資金を貯め、再び同じ平成3年式のベースグレード(AT)を手に入れた。

ボディカラーに拘らずあくまで程度を優先したそうだが、シャーロットグリーンパールは自分のイメージに合わなかったため、以前から興味のあったフルラッピングにチャレンジ。ブルーメタリックのフィルムを通販で購入し、休日を利用しながら少しずつDIYで貼り込んでいったという。

完成までに要した期間は約半年。失敗を繰り返しつつも、決して諦めることなく理想を追い求めたのである。もちろん、オールペイントという選択肢もあったが「それも考えたんですが、ラッピングは剥がして元に戻せるし、もし飽きてきたら、違うカラーへのイメチェンが可能。何より、自分で貼れば格安で済みますからね」とオーナーのnoriさん。エアロパーツを購入する際も、ラッピング前提なので未塗装品で問題なし。圧倒的に安く仕上げることが出来るというわけだ。

一方の心臓部は、K&NのエアクリやKSPエンジニアリングのEXマニ&マフラーで吸排気環境を最適化したライトチューニング仕様だ。シースルー設計のエンジンカバーがチューンド指数を高める。

足回りはHKSのハイパーマックスを軸にセットアップ。スプリングレートはフロント12kg/mmのリヤ16kg/mmで、そこに後期純正スタビライザーを組み合わせてロール剛性を高めている。

BBS RG-R(F17 R18)の隙間から覗くブレーキは、後期純正キャリパーとディクセル製ローター(スリット加工)のコンビネーション。タイヤはフロントがアゼニスRT615K+(215/45-17)でリヤがアゼニスFK510(265/40-18)の組み合わせだ。

インテリアもnoriさんの技が炸裂する。パネル類はカーボン系で、ルーフパネルやピラーはスエード調の素材でそれぞれラッピング。タイプR風の上質な空間を作り上げているのだ。

今やスーパーカーレベルの価格まで高騰しているNA1/NA2型NSXだが、noriさんはガレージで保管するわけでもなく、ドライブやミーティングに積極参戦している。経年劣化からくるマイナートラブルが多い上に純正パーツも高価だが、そんなネガ要素など忘れてしまうくらいの魅力がNSXにはあるのだ。

「最新のクルマは安全だし性能もすごく進化しているとは思いますけど、どうしても“乗せられている感”が強い。でも、このNSXは自分で運転しているという実感が湧くんですよね。手間は掛かりますけど、そこが良かったりもします」。

この先も大切に乗り続けていきたいと熱く語ってくれたnoriさん。その表情は充実感に満ち溢れていた。

「ZN6型86が人生を変えた?」真紅のヴェイルサイド仕様と歩む極上のカーライフ

キーワードで検索する

著者プロフィール

weboption 近影

weboption