「気分爽快コンパクト!」VWルポGTIはチューニングベースとして最適だった!?

吸排気チューンで十分楽しめる!!

6速MTで扱い切れる喜び

1998年にドイツで発売、2001年に日本にも導入されたルポ。当時のVWラインナップでボトムエンドを担い、全長は軽自動車に毛が生えた程度の3525mm、全幅1640mmというコンパクトなボディを持つ。

76.5φ×86.9mmでロングストローク型となる1.6L直4のAVY型エンジン。圧縮比は10.5:1とされ、最高出力125psを6500rpmで、最大トルク15.5kgmを3000rpmで発生する。

GTIはスポーティグレードで、125ps/15.5kgmを発揮する1.6L直4DOHCと6速MTを搭載。また、ボンネットやフロントフェンダー、ドアパネルをアルミ製とするなど軽量化にも余念がなく、車重は1010kgに抑えられる。さらに205/45R15サイズの標準装着タイヤを収めるため、リヤフェンダーはワイド化が図られた専用品とされるなど作りが凝っている。

ノーマルでも十分スポーティなルポGTIだが、“TEPPモータースポーツ”ではより楽しくサーキットを走れるよう、足回りとブレーキを中心にファインチューンが施される。

ルポシリーズの中でGTIのみがセンター出しマフラーを採用。取材車両はステンレス製の社外品に交換され、歯切れのいいスポーティなエキゾーストサウンドを放っていた。

足回りには、純正形状ダンパーとローダウンスプリングがセットになったビルシュタインB12プロキットを装着。快適性を犠牲にしない範囲で引き締められ、運動性能を高める。

ホイールは純正15インチアルミ。タイヤはナンカンNS-2Rで、標準205/45から1サイズダウンの195/50が組まれる。ブレーキはEBC製パッドとスリット入りローターを装着。

手前にスラントしたダッシュボードが開放感をもたらす室内。スピードメーターは240km/h、タコメーターは7500rpmフルスケールとなる。シフトレバー位置がもう少し高ければ…。

走り始めてすぐに感じるのは、ガッチリしたボディの剛性感だ。ボディは小さいが、ドイツ車であることを主張する。その一方、車重が1トンしかないから走りそのものは軽快。1速から力強く加速する。ミッションは6速100km/hで3000rpmというクロス具合。6速を燃費稼ぎの超ハイギヤードにしていないところが素晴らしく、ギヤ比も絶妙に設定される。ワインディングでは2~4速主体で6500rpmをリミットに走り回ったが、速さも楽しさも予想を遥かに上回っていた。

足回りはホイールベースが短い(2320mm)せいか、ピッチングがやや大きめな印象を受けたが、ステアリング操作に対するレスポンスが良く、コーナーの進入から脱出に至るまでの姿勢も終始安定。路面のうねりやギャップに出くわしても、挙動が乱されることはない。何より、車線内で走行ラインを選べてしまう自由度の高さはコンパクトカーならではだ。

●取材協力:TEPPモータースポーツ 岡山県岡山市北区奥田本町9-3 TEL:086-201-8188

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