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キャロルにワゴンRワイドのK10Aエンジンを換装!
湾岸爆走用の完全合法スペック
このマツダキャロル(HB12S)は、ロータリーチューンの大御所「RE雨宮」が遊びで製作したチューンドだ。
注目はエンジン。ノーマルのF6A(657cc)は46psと非力なので、100psを発揮するワゴンRワイドのK10A(996cc)ターボエンジンを換装しているのだ。
ポイントは、キャロルと同じ“GF-”(←車体番号の頭に付いているガス記号)登録となるワゴンRワイドから、パワートレインおよび排ガス浄化装置(触媒やO2センサー)をごっそり移植しているところ。これによって新たにガス試験を受け直す必要がなく、さほど手間がかからない構造変更で白ナンバーを取得。合法のチューンドコンパクトとしているのだ。
一方、エクステリアも完全ワンオフのオーバーフェンダーを前後にインストール。それに伴い、フロントのロアアームとドライブシャフトはワゴンR用を流用。さらにタイロッドも延長して取り付け部をピロ化することで、ワイドボディ化に対応している。
その他、ボンネットにはフレッシュエア導入用のNACAダクトを、リヤにはチューンドらしさを求めてGTウイングを装備。アグレッシブなデザインだが、これも保安基準を満たしているので問題なしだ。
ブリッドのフルバケットシートとMOMOステアリングでシンプルにまとめ上げた室内。Aピラー脇にはターボエンジン仕様を物語るブーストメーターが設置されている。
そもそも軽自動車を普通車として白ナンバー登録するメリットがあるのか?というと、税金が高くなったり、車庫証明の届け出が義務付けられるなど、むしろデメリットの方が目立つ。
しかし、RE雨宮の手がけるストリートチューニングは合法が絶対条件。さらに、このキャロルは雨さん自身が湾岸で遊ぶために製作したため、作って終わりのハリボテでは意味がない。そういう経緯から、白ナンバー取得の完全合法スペックに仕上げたというわけだ。
●取材協力:RE雨宮 千葉県富里市七栄439-10 TEL:0476-90-0007
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RE雨宮
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