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スポーツ走行に振ったハイコスパタイヤの新モデル!
コスパ系タイヤとは一線を画すグリップ性能
日本市場にマッチする輸入タイヤを厳選して取り扱う“オートウェイ”。そのラインナップの中でも注目なのが、技術革新を続けて急成長しているブランド『MAXTREK(マックストレック)』だ。
今回紹介する『MAXIMUS DS01』は、そんなMAXTREKの最新スポーツモデルとなる。早速、細部をチェックしていこう。
ストレートグルーブのないトレッドパターンはカッコ良いの一言。また、タイヤの角が角張ったスクエアショルダーを採用し、ハンドリングレスポンスを追求している点にも注目だ。
サイドウォールの内部には強化素材が組み込まれビード部分を補強。ホイールとの接合部の剛性が高まることで、高速走行時の操舵安定性を実現している。
DS01に採用されたコンパウンドは、一般的なタイヤなら熱ダレが始まる60度付近から、さらに粘性が立ち上がってグリップ力が高まるよう設計。トレッドウェア(TW)は160だ。
今回は、この『MAXIMUS DS01』の実力を検証するために、スーパー耐久レース等で活躍しているレーシングドライバーの菊地靖選手を招集。日光サーキットでグリップ&ドリフト走行をしてもらい、タイヤの特徴を徹底検証していく。
テストで使用した車両は、名門“ラスティー”のGR86。エンジンこそノーマルながら、オイルクーラーや車高調、大容量ブレーキキット、トルセンLSDが組み込まれたサーキットも走れるストリート仕様だ。
まずはグリップ走行からテストを開始。当日(気温30度)のベストタイムは42秒84をマークした。
「タイムを狙うようなアタック専用タイヤではないけど、7~8割の力で走る分にはしっかり楽しめる。安価なタイヤらしいヨレはあるけど、その奥にコントロールできる幅がある。ヨレながらも踏ん張っていて、一気に流れ出すような感じが無いんだ。普通のタイヤなら熱ダレしてくる場面でも、グリップ力は落ちなかった(上がっているような気もする)し、周回レースで武器になりそうな特性だよね」とは菊地選手。
テストはそのままドリフト走行に移行。
「ドリフトはタイヤが冷えている時と、温まっている時とでだいぶ走りやすさが変わるけど、どんな状況でもグリップの前後バランスは悪くない印象。温まるほどにフロントも入るし、リヤも出にくくなる傾向。しっかり温めて使うなら、このGR86でもエンジンパワーが足りないと感じるくらい路面を掴んでくれる。グリップの時と同じく、タイヤがヨレてからのコントロール性もかなり高いので、ドリフトにも向いているタイヤだと思うよ」とのこと。
こちらは走行終了後のフロントタイヤのトレッド面。一般的なハイグリップタイヤの溶け方と比べても遜色ないタイヤカスの量だ。
ラインナップは195/50−15(8620円)から始まり、18インチの定番サイズとなる265/35−18(1万6020円)まで多彩な展開。ここ一発のタイムアタック用途には向かないが、コストパフォーマンスに優れた練習モデルとして注目したい新作タイヤと言えそうだ。
●問い合わせ:オートウェイ TEL:0120-941-927
【関連リンク】
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MAXIMUS DS01
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