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片側70mmプラスのバーフェン形状が圧巻!
高さを抑えた設計で限界までローダウン可能
東京オートサロンで実施されている東京国際カスタムカーコンテストにて数々の入賞歴を持ち、常に来場者の度肝を抜く革新的なチューニングカーを展示してきたクールレーシングが、またもや数々の衝撃作をデビューさせた。
今回紹介するのは、GR86&BRZに向けて開発された“03R-GTW”と“04R-GTW”という2種類のワイドボディキットだ。
まず、04R-GTWから。ボディの拡幅はフロントが60mm、リヤが70mmの設計。同社のR35GT-Rワイド仕様と同寸となるだけに、その迫力はハンパではない。
フロントバンパーは純正のプレスラインを活かしつつ、ヘッドライトのラインを延長。トータル50mmのロングノーズ化で超攻撃的な面構えを構築する。
サイドステップとサイドディフューザーはワイドボディ専用設計。一方のリヤバンパーは、中央下部を大胆にカットしてダクト化したメカニカルなデザインが特徴的だ。大型のGTウイングまで含め、クールレーシングらしさ溢れるリヤビューだ。
ちなみに、このGTウイングはクールレーシングのラインナップの中で最大幅とのことだが「こちらはカタログには掲載されてなくて、海外からの要望に応えるカタチで製作したものですね」と代表の片岡さん。
メリハリの効いた面構成で全幅1915mmを実現する前後フェンダーは、フロントが交換タイプ、リヤが貼り付けタイプとなる。膨張感や圧迫感などは一切感じさせない高いデザイン性は見事としか言いようがない。
ホイールは同社オリジナルブランドのVERZ-DESIGN(ヴェルズデザイン)KCV01。フロントに10J×19-20、リヤに11J×19-23という極太サイズながら、片側70mmのフェンダーによって無理なく履くことができる。タイヤはファルケンのアゼニスFK510(F235/35-19 R245/35-19)だ。
一方の03R-GTWは、先代モデル用『01R-GT』の意匠を受け継ぐデザインを採用したフロント&リヤバンパーがポイントだ。
ワイドフェンダーは04R-GTWと共通だが、前後バンパーの違いでトータルシルエットは大きく変わる。なお、今作はロードクリアランスも考慮した設計となっており、バンパーの高さは純正とほぼ変わらないそうだ。
「最新の3Dプリンタや加工機を導入したおかげで、モデリングまでの時間を大幅に短縮できました。今回はワイドボディ仕様の展示ですが、標準ボディにマッチするエアロも開発しているので楽しみにしていてください」と片岡代表。
東京オートサロンでの発表後、すでに多数の注文が入っているという03R-GTWと04R-GTWエアロキット。デリバリーは3月を予定しているそうだ。
PHOTO:金子 信敏(Nobutoshi KANEKO)/TEXT:山本 大介(Daisuke YAMAMOTO)
●取材協力:クールジャパン TEL:052-693-9893
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