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リヤのホイールは脅威の12Jマイナス46!
車種別設定の存在しないエアサスも工夫して取り付け!
BNR34か、はたまたER34か。初見ではベース車両の判別に戸惑ってしまう、インパクト抜群のR34型スカイラインは“じゅん坊”さん(22歳)の相棒。5年前に人生初の愛車として手に入れたHR34(2.0 2ドアGT)をベースに、独自のセンスでスタンス系のメイクを施してきた。
R34スカイラインを選んだのは、大好きな映画ワイルドスピードの影響。劇中登場車のカッコ良さに憧れてベース車探しを始め、ランエボやインプレッサWRX STIなどと迷いながら巡り合ったのがこの個体だったそう。走行7万7000kmのドノーマル車だった。
何と言ってもまず注目したいのが、地を這うようなロー&ワイド感を獲得しているエクステリアだろう。聞けばオリジナルとして残っているのはトランクとルーフくらいで、派手なスタイルをエレガントにまとめ上げているシルバーのボディカラーはレクサスのオプション色によるものだ。
フロント、サイド、リヤバンパーはC-WESTのR34GT-R用で、フロントフェンダーはユーローの片側40mmワイド、リヤフェンダーはクロスファクトリーの片側60mmワイドタイプ。全てパテ埋めのスムージング仕上げとし、違和感のないフィッティングを見せている。
拘りの一つというホイールチョイスは、フロントが10Jマイナス8×19インチ、リヤが12Jマイナス46×19インチという特注サイズ&カラーのワーク・グノーシスGR203。フロントには延長ロアアームと調整式アッパーアーム、リヤにも調整式のアーム類をセットして、迫力あるネガティブキャンバーを可能にしている。
足回りは、ブリッツのZZ-R車高調にロームエアのエアバッグを組み合わせたワンオフ(キット設定が無かったため)のエアサスでセットアップ。エアタンクやコンプレッサーの取り付け&配線作業は友人の手を借りながらDIY。現状は材木丸出しのベースだが、追々しっかりと処理するつもりとのこと。
搭載されるエンジンは自然吸気のRB20DEで、変更点は2本出しのデザインで選んだラインハルトのマフラーのみとなっている。
そして、今後さらに力を入れていくのがインテリアのメイキング。単色で渋くまとめたエクステリアに対し、インテリアは派手に攻めるのがコンセプトとのことで、手始めにオレンジ×ホワイトでオーダーしたシートカバーを装着。ドアパネルやコンソール類も同色系でまとめていく予定というから、さらなる進化に期待したい。
PHOTO&TEXT:川崎英俊
●取材イベント:Option JAMBOREE 2022