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機能性もドレスアップ性も徹底追求!
実力派のカスタムショップ“パワーサウンドM”。オーディオ系を得意とするチューナーだが、その技術力を注ぎ込んで製作されたのが、今回紹介するJZZ30ソアラだ。(OPTION2誌2007年12月号より抜粋)
オーディオカスタムのノウハウを詰め込みまくったJZZ30ソアラ!
ただでさえ室内が狭く、取り付けスペースや作業性の面で、オーディオカスタムには制約の多い2ドアクーペ。
さらにソアラの場合、80Lもの巨大なガソリンタンクがウーファーの指定席であるトランクの下部を占領していたり、純正ドアスピーカーの位置が不適切だったりと、オーディオ系には向かない車種だったりする。
「難しいほど燃えますよね」とはパワーサウンドM松田代表。
その言葉通り、フリップダウンモニターを後部座席のルーフに設置したり、ガソリンタンクを移設してウーファーを搭載するなど、トライ&トライの末に理想的なカスタム音響空間をソアラで表現したのだ。各部を見ていこう。
ブリッドシートと同じクロスで張り替えたダッシュボードに、MDFとファイバーでワンオフしたオリジナルマウントを違和感なく配し、センタースピーカーとバフ掛けしたツイーターを設置。もちろん、デッドニングも全方位に渡って施されている。
センターコンソールは純正パネルのラインを崩さずにリメイク。エアコンユニットはグローブボックス内に移設し、アルパインのモニター、ヘッドユニット、プロセッサーを並べて配置している。なお、追加メーターを付けるとオーディオシステムとのバランスが取りづらくなるため、HKSのキャンプ(モニターメーター)を採用する。
ミニバンでは定番のフリップダウンモニターを、限られたソアラのルーフにバランスよくインストールしている点も見逃せない。その中央部にはDVDヘッドユニットをマウント。なお、ルーフは全面パンチングレザーで張り替え済みだ。
内装は、グレーのフロアカーペット以外すべて貼り替え済みだ。フロアカーペットとフロントシートに合わせて、カラーをレッドとシルバー・グレー系に絞り込んで統一感を演出している。
ステアリング、シフトノブ、サイドブレーキブーツやノブ、シートベルトのキャッチなどは、シルバーで統一。純正デジタルメーターも相まって、コクピットはサイバーな雰囲気だ。
ちなみにTD06-20Gタービンで400psと、チューニングの方もハイレベル。なんでも、いざソアラを手に入れると走りが楽しくなってしまい、オーディオよりも先にタービン交換などに着手してしまったそう。
プロのオーディオテクニックが存分に投入されたこのソアラは、ショーカーのお手本とも言うべき仕様だ。
●問い合わせ:パワーサウンドM 山形県西村山郡河北町谷地字嶋212 TEL:0237-72-6162
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パワーサウンドM
http://www.powersoundm.jp/