「新世代の“カーボン+”で軽さと剛性を両立」バリスの新型Zスタイルアップ最適解!

RZ34用エアロの第一弾がついに完成!

S30Zをリスペクトした各部の処理にも注目

エアロパーツを機能部品として捉え、空力性能やクーリング効率を高めることに注力してきた“バリス”。熟練の職人によるハンドメイドで仕上げられたエアロパーツは、まさに機能美と呼ぶに相応しい仕上がりを見せる。

現状に満足せず、常に新しい挑戦を続けてきたのも同社の拘り。近年では、バキューム製法により樹脂の使用量を抑えつつ、カーボン繊維の密度を高めることで軽さと剛性を両立した『カーボン+』を開発。新作モデルに意欲的に採用している。そんなバリスが手掛けたRZ34用エアロパーツの第一弾、『ARISING-1』と命名されたデモカーを紹介しよう。

計算尽くしのダクト配置により、エンジンルームの冷却に大きく貢献してくれると評判になっているバリスのクーリングボンネット。RZ34用では左右にフィン付きの大型アウトレットダクトをレイアウトしている。S30Zのキャラクターラインをモチーフにしたパワーバルジも特徴的だ。

3ピース構造となるフロントリップスポイラーは、リップ部を前方に延長することでスポーティさを強調。両サイドに整流効果のあるタービュレーターを配置することで、空力性能を高めている。RZ34専用設計となるカナードも追加された。

後方を跳ね上げるようなフィン形状としたサイドディフューザーは、フロア下に空気が流れ込むのを防止しつつ、ボディ側面のエアを整流する効果も期待できる。その装着によりワイド&ロースタイルがより強調されるのも魅力だ。

リヤバンパー下部に追加されたディフューザーが、リヤスタイルに大きなインパクトをもたらす。もちろん見た目だけのドレスアップパーツではなく、フィン形状など機能性を重視したデザインだ。バーチカルフィンは有/無のいずれかチョイスすることが可能。

リヤフェンダーまで跨ぐようにデザインされたダックテール状のリヤウイングもカーボン+製。テールランプとの調和も見事な絶妙なサイズも、さすがバリスと感心させられる。GTウイングやカーボンルーフは現在開発中とのことだ。

今後はサーキットでのタイムアタックを睨んだ空力パーツなども手掛けていくそうだから、ますます期待が高まる。バリスが手掛けるRZ34パーツ開発、その動向に注目だ。

●取材協力:バリス TEL:042-689-2939

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バリス
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