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CE9A一筋でチューニング道を突き進む!
2.1L×TO4Zタービンでゼロヨン10秒フラットの実力
4ドアで凄いクルマが登場した…と知って平成7年に新車で購入。それから25年以上、どんなに魅力的な新型車が出ようとも浮気することなく、このCE9A型ランエボIIIに乗り続けているという熱血オーナーの登場だ。
かつてはこのランエボIIIでドラッグレースに出場しまくっていたというだけあって、パワーチューニングは本気だ。名機4G63はカンサイサービスのH断面コンロッドを始め、オーバーサイズピストンやバルブガイドなどを組み込んだ2.1L仕様なのである。
組み合わせるタービンは、GT3037S→GT3040→K27…と、様々なビッグシングルを試しながら現状はHKSのTO4Zで落ち着いたそうだ。最高出力は500ps。ちなみに、2001年のHKSドラッグ全国大会では10秒フラットを叩き出してクラス2位という成績を残している。
エンジンマネージメントは、HKSのF-CON Vプロが担当。Vプロ本体や他の電子パーツ類はグローブボックス内に美しくレイアウトされており、ここを見るだけでもオーナーの性格とランエボIIIに対する愛情の深さがよく分かるというものだ。
その他、パワーソースに合わせてワンオフされた90φストレートのマフラーや、Skunk2レーシングのロワアームなど、あらゆるパートに高出力を安定発揮させるチューニングが敢行されている。
「ドラッグレースからは引退しましたが、このランエボIIIはリフレッシュしながらずっと乗っていきたいですね」とはオーナー。一途なオーナーの愛情を注がれながら、CE9Aのチューニング&リフレッシュはまだまだ続いていきそうだ(OPTION CARAVANより抜粋)。