「目指すは銀座に行けるドリ車!?」S15シルビア改クールビューティ仕様!

デモカー顔負けのパーツコーディネイトで魅せる

シンプルさと美しさが共存するS15シルビア銀座仕様

このS15シルビアのオーナーは、アフターパーツメーカーとして知られるプロドライブでホイールデザイナーを務める人物。コンセプトは、ずばり”銀座にも乗っていけるドリ車”。ボディカラーやエアロパーツのチョイスまで徹底的に拘り、大人が乗れるチューンドを目指したのだ。細部を見ていこう。

エアロパーツはT&Eのヴェルテックスエッジで統一。ワイドボディキットでありながら、シンプルなボディラインを演出している。独特の深みを持つボディカラーはBMW純正色のハバナ。シルバー系でありながら、ブラウンの色味が落ち着いたイメージを作り出している。

ホイールはもちろんプロドライブ製で、12本スポークを採用したGC-012Lを装備。「ホイールの造形を見てもらいたい…」というホイールデザイナーらしい思いから、ボディと同系色のメタリックブラウンで塗装されている。

さらに、最低地上高90mmを遵守しつつもタイヤとフェンダーの隙間を埋められるように、外径の大きなタイヤを装備しているのもポイントだ。

サスペンションやブレーキキットもプロドライブのアイテムを装着。リヤブレーキはインナードラム式にした上で構造変更も行なっている。

シートは本革のプロドライブスポーツシート。かなりの高額アイテムだが、「やっぱり銀座仕様なら本革シートが欠かせないので!」とのこと。ただし、「ドリフトするなら、本革じゃない方が滑らなくて良いかもしれないです」とオーナーは笑う。

リヤシートはフロントシートと同様の素材を用いて張替え済み。インテリアはさながら高級スポーツカーの雰囲気だ。

パワー系のチューニングはオートプロデュースBOSSが担当。エンジンはHKSのGT3037プロSタービンを組み合わせた400ps仕様となる。マフラーもオートプロデュースBOSSのオリジナルチタンだ。

完全車検対応ながら、チューニングカーらしさとジェントルな雰囲気の両立に成功したS15シルビア。BMW M3(E92型)も所有するオーナーのボーダーレスなカスタムの知識と、デザイナーとしてのセンスが作り上げた、まさに美しすぎる1台だ。

「S15ヴァリエッタにウィンダムライトを移植!?」内外装スキのない仕上がりを魅せるストリートレーサー!

「お前に代わる存在などいないんだ!」2.0L・FRターボ最後の砦『S15シルビア』を再評価

キーワードで検索する

著者プロフィール

weboption 近影

weboption