コスパ抜群のツインチューブか?こだわりのモノチューブか?

90年代後半、100系ハイエース向けの強化トーションバーを世に送り出すなど、1BOXカスタムシーンでフットワークチューンの礎を築いたリム。そんな老舗ブランドが、200系ハイエースのために生み出したオリジナルダンパーが『タクミ GHXシリーズ』だ。

ラインアップは復筒式の「GHX」と、単筒式の「GHXモノ」の2タイプ。いずれもピストンロッドを20φの極太仕様(純正は12㎜)することで強度を高めつつ、シェルケースを大径化(GHXは57φ、GHXモノは52φ)してオイル容量を確保している。

となると気になるその詳細。複筒式のGHXはオイルショックのため、突き上げ感が抑えられ、ローダウン仕様でもしなやかさを感じられるのが特徴。対して、こだわり派にオススメのGHXモノは、高圧ガスを封入した単筒式ダンパーを採用。初期の応答性に優れ、ワンランク上の走りが味わえる。倒立タイプとすることでバネ下重量を軽減、路面追従性が高められており上質な乗り味なのもポイントだ。

いずれもショック単体のみならず、強化トーションバーやロワリングブロックなどをセットしたフルキットも用意。ダウン量や用途に応じて必要なアイテムが付属するため、迷うことなく理想のスタイル&走りを実現できる。まさに「遠回りせずに済む」頼れる一本と言えるだろう。

【タクミGHXショックアブソーバー】ベストセラーとなっている複筒式モデルは、十分な強度を備えた信頼性もさることながら圧倒的なコスパも魅力。ガスを圧入しないオイルダンパーとなっており、バン特有の突き上げ感が抑えられるのも特徴だ。●対応:全車 ●価格:フロント/2万8600円 リア/2万8600円
シェルケースは57φの極太サイズ。フロントの跳ね上がりを抑えるために、特に伸び側の減衰力は高めに設定される。
商用車として酷使されることを前提にした高荷重対応品。堅牢さを追い求め、素材はもちろん溶接にもこだわった。
ケース内部が二重構造となる複筒式タイプ。内部はオイルで満たされておりガスは入っていない。マイルドな特性だ。
ロッドの太さは20㎜と十分な太さを確保。ハイエース専用の完全オリジナル設計のため理想を追求できるのも強み。
【タクミGHXモノショックアブソーバー】低速域から高速域まで安定した減衰力を発生する単筒式ダンパーを採用。乗り心地もハンドリングも妥協したくないひとに最適なGHXモノ。キャンピングカーなどに最適な標準車高用のフロントダンパーも設定される。●対応:全車●価格:フロント 4万4000円 リア/4万4000円
フロントは標準車高(0〜38㎜ダウン)用とローダウン(50〜80㎜ダウン)用を設定。用途に応じて選べる。
シェルケースからロッド、ピストンまで完全オリジナルで製造。専用設計とすることで十分な耐久性を確保する。
車体に干渉しない最大限のサイズとなる52φのシェルケース内には、オイルと高圧ガスを分離して封入している。
倒立式レイアウトを採用。バネ下荷重を低減し足まわりストレスなく動かすことで、快適な乗り心地を実現した。

サスチューンに必要なパーツをセットにしたキットも設定!

クルマが浮き上がった際にトーションバーの遊びを防ぎ、脱落を予防するフロントリバウンドストップや、ローダウン時の不快な突き上げ感を抑制する薄型バンプストップも用意。
ローダウン時の必須アイテムといえる強化トーションバーは純正比150%の26φと、純正比200%の27.5φの2タイプを設定する。
リア用の薄型バンプストップも用意。ローダウン専用設計のため純正よりも薄型となっている。車高に応じて選べる2タイプを設定する。

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