Ferrari 499P
フェラーリ・ミュージアムで発表会を開催

2025年シーズンのWECにおいて、マニュファクチャラーズ選手権、さらに「フェラーリ 499P」51号車がドライバーズ選手権を獲得したフェラーリ。モデナのフェラーリ・ミュージアムで開催されたローンチイベントにおいて、フェラーリAFコルセが投入する499Pの最新リバリーを公開した。
一般公開されたローンチイベントには、50号車をドライブするアントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセン、51号車のアレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド、アントニオ・ジョヴィナッツィが登場。さらに、フェラーリのベネデット・ヴィーニャCEO、エンリコ・ガリエラCMO、ジャンマリア・フルゲンツィCPO、耐久レースとコルセ・クリエンティを統括するアントネッロ・コレッタ、耐久レーシングカー責任者のフェルディナンド・カンニッツォも参加している。
「2026年シーズンの目標は、2025年に確立した選手権における主導的立場を守り抜くことです。ライバルたちの競争力がますます高まり、多くのチームが改良型マシンを投入するなか、我々は異なるアプローチを選択しました。それは499Pが最高峰の戦いで、十分に競争力を維持できると確信しているからです」と、コレッタは新シーズンに向けて目標を語った。
フェラーリ 312Pへのオマージュを継承

ローンチイベントで初披露された499Pの新リバリーは、フェラーリのヘリテージを重視し、1970年代の耐久レースを席巻した「フェラーリ 312P」へのオマージュを継承。エンツォ・フェラーリが掲げたレーシングスピリットを象徴するレッドに、ボディラインを際立たせるジャッロ・モデナのイエローが組み合わされた。
チェントロ・スティーレが手がけたデザインは、これまでのマット仕上げから、新たなグロス仕上げのロッソ・スクーデリアを基調に変更。その色味と質感はF1マシンの「SF-26」と共通となる。2026年仕様は、カラーリングパターンが変更され、コクピット周辺の造形を強調。イエローの斜めライン(矢印モチーフ)は向きが反転しており、進行方向ではなくリヤウイングを指すデザインがチョイスされた。
FIA世界選手権制覇を象徴する月桂冠のロゴは、4年連続で同一クルーが起用された2台の499Pのフロントフェンダー、キャバリーノ・ランパンテ(跳ね馬)のシールド下部に描かれた。また、ドライバーズ選手権王座を手にした51号車は、ドライバー選手権獲得をアピールする月桂冠がドアフィンに配置される。
2025年仕様をベースに進められた熟成

2026年仕様に技術的変更点はなく、最新のジョーカー(ホモロゲーションの誤記訂正)は、2024年7月のサンパウロで導入されたもののみ。シーズンオフには、データ解析やシミュレーター、実走を組み合わせた相関検証を徹底し、挙動とチーム運営の両面で完成度が大幅に向上している。
連続ダブルタイトルを狙うドライバーのジョビナッツィは、新シーズンに向けて次のように意気込みを語った。
「2025年シーズンは素晴らしい1年になりました。幼い頃から抱いていた夢、フェラーリで世界チャンピオンになるという夢を叶えたのです。私たちはチャンピオンとして新たなシーズンに臨みますが、昨年の成果を繰り返すのは簡単ではないでしょう」
「ライバルたちが我々を倒す決意を持ってサーキットに戻ってくることは間違いありません。選手権はカタールで開幕しますが、2025年はこのレースで表彰台を独占しました。開幕戦は我々の実力とライバルたちのレベルを測る上で重要です。そして、ル・マン24時間レースが、今年も一番のターゲットになります」
2026年シーズンのWECは全8戦を開催。3月22〜23日にカタールのルサイル・インターナショナル・サーキットで公式プロローグテストを実施。3月28日に、同じ舞台で開幕戦「カタール1812kmレース」が開催される。
「フェラーリ 499P」の新カラーリングを動画でチェック!


