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どっち買う?重箱の隅ツツキ隊

BMW X3

エクステリアのディテール(パーツ)のカラーが異なる

現行BMW X5
現行BMW X3

2024年11月に日本で発売された4代目のBMW X3。X3はパワートレインが異なる主要グレードを3つ設定し、グレードによる装備差が極めて少ないため、例外として主要3グレードをすべてチェックする。エクステリアはアダプティブLEDヘッドライトやデイタイム・ランニング・ライト、リヤ・フォグ・ランプなどを全車に標準する。

機能装備では、リモコンキーを携行しているだけでドアのロック、アンロック(近接検知機能含む)が可能なコンフォート・アクセスのほか、オートマチック・テールゲート/トランク・リッド(フット・オープン/クローズ機能付)も全車標準。

X3 M50 xDriveの走行シーン
X3 M50 xDriveの走行シーン

外観で異なるのは、ディテール(パーツ)の加飾だ。「M50 xDrive(以下、M50)」はM ライト・シャドー・ライン、M ドア・ミラー、M ハイグロス・シャドー・ライン、M ハイグロス・シャドー・ライン・エクステンド・コンテンツ、ハイグロス・ブラックのルーフ・レールが標準になる。ブラックのドアミラーなど精悍さを最重要視するのならM50がベスト。

「M Sport」のみとなる「20d xDrive」は、サイド・ウィンドウ・フレーム・モールディングなどがM ハイグロス・シャドー・ラインになり、ハイグロス・ブラックのルーフ・レールも標準になる。

X3 20 xDriveのリヤビュー
X3 20 xDriveのリヤビュー

「20 xDrive」は「xLine」と「M Sport」を設定していて、前者はサテン・アルミニウム・ライン、サテン・アルミニウムのルーフ・レールを標準化。後者は、M ハイグロス・シャドー・ラインとハイグロス・ブラックのルーフ・レールの組み合わせになる。

「M50 xDrive」は20インチが標準で、ほかは19インチ

M50 xDriveのアルミホイール(写真は欧州仕様で日本仕様とは異なる)
M50 xDriveのアルミホイール(写真は欧州仕様で日本仕様とは異なる)

アルミホイールはグレードにより異なり、M50が20インチのM ライト・アロイ・ホイール ダブルスポーク・スタイリング1036M バイカラーが標準。

M Sportは、19インチのM ライト・アロイ・ホイール Yスポーク・スタイリング1035Mバイカラーが標準。xLineは、19インチのエアロダイナミック・ホイール941 バイカラーが標準装着される。

仕様によりシート表皮とインテリアカラーが異なる

M50 xDriveのインパネ

インテリアは、ARビューなどを備える12.3インチ マルチ・ディスプレイ・メーター・パネルと14.9インチ ワイド・コントロール・ディスプレイからなるBMWライブ・コックピット・プロフェッショナルが全車標準だ。

そのほか、パーソナルeSIM、ETC車載器内蔵ルーム・ミラー、パーキング・ベンチレーションも備わる3ゾーン・オートマチック・エア・コンディショナー、750W/15スピーカーのharman/kardon サラウンド・サウンド・システムも標準になる。

M50 xDriveのインテリア
M50 xDriveのインテリア

前席はスポーツ・シートが全車標準になり、前席にはランバー・サポートやシート・ヒーティングも付く。シート・マテリアル&カラーは、xLineがパーフォレーテッド・キルト・ヴェガンザ ブラックになるほかは、M アルカンタラ/ヴェガンザ・コンビネーション ブラックが標準になる。

M50にラグジュアリー・ライン・インスツルメント・パネルを設定

20d xDriveのシート

インテリア・トリムもxLineがダーク・グラファイト・トリムになるほかは、ブラックを基調に、アルミの加飾によりスポーティさを強調したファインブラッシュ・アルミニウム・トリムを標準化する。

外観と同様に、内装の加飾がグレードにより異なるのが大きな違いだ。M50にラグジュアリー・ライン・インスツルメント・パネルを無償オプションで設定するほか、M ステアリング・ホイール、M シートベルト付シート、M アンソラジット・ルーフ・ライニングを標準で用意する。

センターコンソールまわり

M Sportは、M スポーツ・ステアリング・ホイールとM アンソラジット・ルーフ・ライニングの組み合わせになる。xLineは、ラグジュアリー・ライン・インスツルメント・パネルが用意され、上質感を醸し出している。

シャーシ関連をチェック。M50にM スポーツ・ディファレンシャル、アダプティブ M サスペンション、M スポーツ・ブレーキ(レッド・ハイグロス・キャリパー)を備えることで、スポーティな走りを実現。M Sportには、M スポーツ・サスペンションを、xLineにはスタンダード・サスペンションを搭載している。

先進安全装備は全車標準

現行X3のエクステリア

先進安全装備を見ていくと、ハンズオフ・ドライブ付で自動運転レベル2のドライビング・アシスト・プロフェッショナル、駐車支援機能のパーキング・アシスト・プラスを全車に標準装備する。

前者は最新のセンサー技術とAIを使って車間距離やレーンキープを高精度化した技術。具体的には衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)をはじめ、高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシスト、アクティブ・クルーズ・コントロール、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、レーン・ディパーチャー・ウォーニングやレーン・キーピング・アシストなどが含まれている。

後者は、パーキング・アシストに360度カメラやリモート3Dビューを組み合わせ、縦列と並列駐車に加え、後退時ステアリング・アシストのリバース・アシスト、BMWドライブ・レコーダーが加わった最新の駐車支援機能だ。パーキング・アシスト・プラスでは、車両の前後左右のカメラをそのままドライブレコーダーに使える。

現行X3の前後ビュー

ステアリングとアクセル、ブレーキ操作が不要な駐車経路自動誘導機能が標準装備になり、自宅や勤務先の駐車場などを車両に登録しておけば、車両が駐車スペースが近づくと自動で検知し、検知後は自動駐車モードになる。駐車場は最大10ヵ所の登録が可能で、最大200mまでの駐車操作(合計600mまで)を記録できる。

後席は4:2:4の分割可倒式を採用する

現行型は、上記装備も含めて誤発進抑制制御、BMWドライブ・レコーダー(4方向車載カメラ)、BMW SOSコールやBMWリモート・サービスなどの先進安全装備が全車標準になる。

X3に限らずBMWは、先進安全装備などを全車標準化する傾向(基本方針)にあり、内外装の加飾(トリム類)やアルミホイールなどに差を付けている。当然ながら主要3グレード最大の違いはパワートレインにあり、20 xDriveは、xLineかM Sportかの選択が可能になっている。

PHOTO/GENROQ、BMW AG

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