1972 Lamborghini Miura SV
ポロストリコがレストアと認証を担当

「アナンタラ・コンコルソ・ローマ」開催期間中の4月18日、ランボルギーニは最新のレストア車両を初公開した。展示された1972年型「ミウラ SV」は、ヘリテージ部門のポロストリコが、3年にわたる作業と綿密な歴史調査を経て、オリジナル仕様へと復元。その真正性と履歴はポロストリコによって認証され、ローマのカジーナ・ヴァルディエール会場でアンベールされた。
この他にも、オーナーが出展した歴史的な3台のランボルギーニも存在感を示すことになった。「カウンタック 25thアニバーサリー」が2台と、1969年の映画『ミニミニ大作戦(The Italian Job)』のオープニングシーンで知られる「ミウラ P400」が登場し、ミウラ P400はクラス優勝に加えて特別賞も受賞している。
イベントに参加したアウトモビリ・ランボルギーニのアフターセールス責任者を務めるジュリアーノ・カッサターロは、次のようにコメントした。
「アナンタラ・コンコルソ・ローマへの参加は、ブランドの歴史的遺産と、その真正性を守る日々の取り組みをアピールする重要な機会となりました。ミウラ SVのレストアを通じ、本来の姿と価値を取り戻すことができたことを誇りに思います。これはブランド遺産の公式管理者であるポロストリコだからこそ、可能だったと言えるでしょう」
オリジナルコンディションに復元

1972年型「ミウラ SV」は、2023年末にサンタアガタ・ボロネーゼへと搬入されたが、当初はオリジナル仕様とは異なる状態だった。そのため、生産記録を起点とした徹底的な調査を実施し、本来の仕様を確認。その後、フロントフェンダーのグリルやドアハンドル上部フィン(丸みを帯びた形状)、当時の規格に沿ったリヤルーバーに至るまで、細部にわたり正しい仕様へと復元された。
さらに八角形のセンターロックホイールや、テストドライバーのボブ・ウォレスに由来する「ボブタイプ」のエキゾーストも美しく再現されている。
インテリアもエアコン装備の再現、ハザードランプの復活、よりコンパクトなステアリングホイールの装着、延長型ハンドブレーキレバーの搭載などが行われた。塗装にも特別な配慮がなされ、「ルーチ・デル・ボスコ(ブラウン)」のボディカラーと「セナペ(マスタード)」の内装色を復元。これには年式ごとの色味の変遷を踏まえた、綿密な歴史調査が必要だったという。
『ミニミニ大作戦』に登場したミウラ P400

オーナーによって持ち込まれた3台は、コンクールに参加。1968年型「ミウラ P400」は1960年代のGTカーを対象とするクラスXIV、2台の1989年型「カウンタック 25thアニバーサリー」は、1980〜90年代のスポーツカーを対象とするクラスXVにエントリーした。
特に注目を集めたのは鮮やかなオレンジのミウラ P400。この個体は映画『ミニミニ大作戦』の冒頭シーンに登場しており、撮影時にはオリジナルを保護するため黒いシートに変更され、白いヘッドレストが組み合わせられた。撮影中に破壊されたと噂されていたが、ポロストリコによって個体が特定され、2019年の映画公開50周年の際、レストアと認証が行われている。
映画に登場したこの個体はクラスXIVで優勝し、さらに映画との関係性も審査員から高く評価され、特別賞「ラ・ヴェットゥーラ・ディ・チネチッタ」を受賞している。

