Lamborghini Few Off Roadster

その起源は「ミウラ ロードスター」

ランボルギーニのV12ロードスターの起源は、1968年にデビューした「ミウラ ロードスター」まで遡ることができる。
ランボルギーニのV12ロードスターの起源は、1968年にデビューした「ミウラ ロードスター」まで遡ることができる。

頭上に空を、エンジンをすぐ背後に感じながら走るV12オープントップスーパースポーツによる、極限的なドライビングプレジャー。ランボルギーニは「ディアブロ ロードスター」「ムルシエラゴ ロードスター」「アヴェンタドール ロードスター」といったモデルで、オープンエアの魅力を訴え続けてきた。

量産オープントップをさらに超える存在感を放つのが、「フューオフロードスター」だ。極めて限られた台数が生産され、妥協を排したパフォーマンスと圧倒的な自由度に、最高レベルの個性が融合。その多くが過激なコンセプトを掲げており、強烈なインパクトを放つエクステリアを手にしている。

ランボルギーニ製ロードスターの起源は、1968年の「ミウラ ロードスター」にまで遡ることができる。ミウラ ロードスターは、ベルトーネによって生み出されたミウラをベースに、既成概念を取り除き、新たな可能性を切り拓こうとするランボルギーニの野心を体現していた。

ミウラ ロードスターが掲げた理念をフューオフロードスターとして初めて実用化したのが「レヴェントン ロードスター」だ。「ヴェネーノ ロードスター」「チェンテナリオ ロードスター」「シアン ロードスター」が、それに続き、ランボルギーニのロードスターの世界に彩りを加えてきた。

アウトモビリ・ランボルギーニの会長兼CEOを務めるステファン・ヴィンケルマンは、フューオフロードスターの系譜について次のように語る。

「レヴェントン ロードスターを開発した際、私たちはそれまでのフューオフモデルと同様、ランボルギーニの技術力を示したいと考えました。この哲学はシアン ロードスターに至るまで、しっかりと受け継がれています。これらのモデルはいずれも、先進的なデザイン、高度なエンジニアリング、そして極限のパフォーマンスを、少量生産のオープントップスーパースポーツに融合させています」

レヴェントン ロードスター(2009)

レヴェントン ロードスター(2009)
2009年に登場したレヴェントン ロードスターは15台のみを製造。採用された複合材技術は、その後アヴェンタドールに導入されている。

2009年に発表された「レヴェントン ロードスター」は、ランボルギーニ初の「フューオフロードスター」。戦闘機から着想を得た未来的なエクステリアデザインと、圧倒的な希少性が大きなインパクトを残すことになった。

生産台数はクーペが20台、ロードスターはわずか15台。最高出力650PSを誇る6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、0-100km/h加速は3.4秒、最高速度は340km/h以上を誇る。ボディにはカーボンファイバー強化樹脂を多用し、スチールとCFRPを組み合わせたハイブリッドシャシーを採用。また、3基のLCDディスプレイを備えた完全デジタルメーターを初搭載し、技術面でも大きな進化を示した。

ヴェネーノ ロードスター(2014)

ヴェネーノ ロードスター(2014)
2013年のクーペに続き、2014年にはヴェネーノ ロードスターが登場。公道走行可能なトラックカーとして究極のエアロダイナミクスが採用された。

2014年に登場したヴェネーノ ロードスターは、ランボルギーニ史上でも最も過激なオープントップモデルのひとつ。クーペはランボルギーニ創立50周年を記念し、2013年に発表された。

ロードスターの製造台数は、わずか9台。レーシングプロトタイプに着想を得た攻撃的なエクステリアは、エアロダイナミクスが極限まで追求された。大型リヤウイングなど、尖ったデザインが特徴であり、インテリアには特許素材「カーボンスキン」も採用。最高出力750PSを発揮する6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、0-100km/h加速は2.8秒、最高速度355km/hに達した。

チェンテナリオ ロードスター(2016)

チェンテナリオ ロードスター(2016)
フェルッチオ・ランボルギーニの生誕100周年を記念した「チェンテナリオ」は、クーペとロードスターが20台ずつ製造された。

創業者フェルッチオ・ランボルギーニの生誕100周年を記念したのが、「チェンテナリオ」。クーペとロードスターがそれぞれ20台ずつ限定生産された。

最高出力770PSの6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、0-100km/h加速2.8秒、最高速度350km/h超。センタータッチスクリーンや後輪操舵などの先進技術を導入し、低速での機敏性と高速安定性を両立した。これらの技術は後のモデルにも受け継がれている。

シアン ロードスター(2020)

シアン ロードスター(2020)
電動化時代の幕を上げを告げた「シアン」は、2019年のジュネーブ・モーターショーで初公開された。

ランボルギーニの電動化時代の幕開けを象徴するのが「シアン」だ。シアン ロードスターは19台が限定され、初めて6.5リッターV型12気筒エンジンとハイブリッド技術を組み合わせられた。自然吸気6.5リッターV型12気筒エンジンにモーターが組み合わせられ、システム合計出力は819PS。シアンに採用された特徴的なY字デザインエレメントは、レヴエルトのヘッドライトにも採り入れられている。

あたかも彫刻のように、ひとつの塊からシャープなラインを削り出していったかのような印象の「SC20」。

往年のイタリアン・バルケッタの姿を彷彿させるスパルタンな趣の「SC20」【ランボルギーニ ヒストリー】

アヴェンタドールをベースとした、ワンオフモデル「SC20」。ひとつの塊から削り出していったかのような造形で、往年のイタリアン・バルケッタの姿を彷彿させるスパルタンなモデルを紹介する。