中古価格は高いが手堅く乗れる50系トヨタ RAV4

5代目RAV4は2019年4月から2025年11月まで販売されたモデルだ。今回紹介する他の2台に比べて後席はやや狭いものの、燃費性能はもっとも高く、総合的なバランスではもっとも優れる。ただし、そのぶん中古車価格は3台のなかでもっとも高額となる。

5代目RAV4の現在の中古車価格帯は200万円〜500万円。走行距離5万km以下の個体は、2.0L のガソリンモデルが230万円から、2.5L のハイブリッドモデルは250万円からとなる。走行距離5万km以下の4WDモデルはガソリンモデルが240万円から、ハイブリッドモデルは260万円からだ。

2026年2月に登場した新型RAV4は性能や使い勝手は向上しているものの、ラギッド感が強い5代目RAV4のデザインの方が好みだという人も少なくないだろう。中古車市場には高年式の登録済み未使用車も残っており、350万円程度の予算が出せるなら狙い目と言えそうだ。

5代目RAV4は機械的な信頼性も高いうえ値落ちもしにくい。中古で購入しても、手放す際にはある程度のリセールバリューが期待できる点も含めて5代目RAV4は安心して購入できると言える。

ただし、5代目RAV4のPHEVモデルは400万円以上の相場を維持しているため、中古車で購入するメリットは薄いと言わざるを得ない。

SK型スバル フォレスターを購入するなら高年式がおすすめ

2018年7月から2025年3月まで生産された5代目フォレスターの特徴は、スバルの運転支援機能アイサイトによる安全性能と、全車4WDの設定による高い走破性だ。加えて、3台のなかでもっとも広い後席も大きな特徴となる。

搭載されるエンジンは3種類であり、ハイブリッドシステムを追加した2.0L 自然吸気エンジンのe-BOXERと、2020年10月に追加された1.8L ターボに加え、ターボと入れ替わりで廃止された2.5L 自然吸気がラインナップする。

5代目フォレスターの中古車価格帯は150万〜400万円でありRAV4と比べれば安い。2.5L モデルは走行距離5万km以下の条件に絞っても180万円から、e-BOXERの“アドバンス”グレードは走行距離5万km以下で200万円からと比較的安価に購入できる。

ただし、高い加速性能が特徴となる1.8L ターボの“SPORT”グレードは5万km以下の個体で240万円とやや高めだ。

いずれも水平対向エンジンならではの滑らかな回転フィールと静粛性が特徴となるが、総じて燃費性能はエクストレイルと同等かそれよりやや低い。また、水平対向エンジンは整備性の悪さにより維持費がやや高めとなる点は心にとどめておきたい。

しかし、200万円前後で十分に程度のよい個体が狙える点は魅力的と言えるだろう。とくに雪国やアウトドアでの利用では全車4WDとなるフォレスターの強みが活きる。

ただし、5代目フォレスターはエンジンまわりや電装系のトラブルがやや多い傾向にあるため、購入するならなるべく高年式の個体を選びたい。2021年8月に登場したアプライドD型以降の後期型は、走行距離5万km以下で250万円からとやや高額だが電装系の信頼性が高まっている。

注意点はあるが中古車価格が安いT32日産 エクストレイル

2013年12月から2022年6月まで販売された3代目エクストレイルは、他の2台よりやや古いクルマだがそのぶん価格も安く、初期型なら60万円前後から探せる。

搭載エンジンは2.0Lのガソリンと、2015年4月に追加された2.0L ハイブリッドの2種類だ。動力性能や燃費性能は他の2台に比べて際立ったものではないが、このクラスでは珍しい7人乗りが用意されている点がエクストレイルの大きな特徴と言えるだろう。

走行距離5万km以下に絞っても底値は100万円であり、ハイブリッドモデルも130万円程度から探せる。4WDモデルはFFモデルとほとんど価格差はないため選びやすく、ガソリンモデルにのみ設定される7人乗り仕様は流通台数が少なめだが走行距離5万km以下の個体でも120万円程度からと手頃な価格だ。

オプションでプロパイロットが選べるようになった2017年6月のマイナーチェンジ以降のモデルは、走行距離5万km以下であっても130万円からであり、プロパイロット装着車でも150万円からだ。

底値付近の価格で状態良好な個体が買えるなら、3代目エクストレイルの買い得感は非常に高いと言えるだろう。ただし、3代目エクストレイルはCVTの不調や故障が多い傾向にあるため、年式よりも走行距離が少ない個体を優先して選びたい。

とにかく安く乗れるミドルサイズSUVを探しているなら3代目エクストレイルがおすすめだが、200万円以上を出すなら他の2台、もしくは現行型エクストレイルを検討するほうがよいかもしれない。

全車e-POWERとなった現行型エクストレイルの中古車も流通量が増えてきており、現在の底値は250万円、走行距離5万km以下なら280万円から探せる。