スクーター 「なぜ最新PCXはハンドルカバーを採用?」開発陣が語る“五代目”プレミアム化の真意【写真・9枚目】 フロントフェンダーとグラブレールカバーを除く外装と灯火類は新作だが、eSP+エンジンやダブルクレードル構造のフレーム、足周り、ディメンションなどは四代目の構造を踏襲。五代目では“プレミアム&パワフル”をテーマに、上質感とスポーティさを高めている。 開発インタビューに応じてくれたみなさん。【左】デザイナー 立石 康さん (本田技術研究所) 00年代のNプロジェクト の主要人物。近年はクラシックウイングマークシリーズに関与。【中央】LPL 石田慎一郎さん (本田技研工業) 専門分野は車体設計/ 開発で、排気量や分野 を問わず、これまでに数 多くの車両を担当。【右】広報 内山史朗さん (ホンダモーターサイクルジャパン) 価格や上級仕様に関す る疑問に答えてくれた内 山さん。広報・モーター スポーツ課のチーフ。※肩書は2025年1月時のもの。 従来型よりシャープになったフロントマスクや、薄型化されたテールランプによる軽快なスタイリングがよくわかる。外装刷新に合わせて、足元周辺のスペース拡大も実施されている。 フロントカウルの灯火類は、従来型とは似て非なるデザイン。V字型のシグネチャーライトに、DRL(デイタイムランニングライト)の機能は備わっていない。 フロントカウルの灯火類は、従来型とは似て非なるデザイン。V字型のシグネチャーライトに、DRL(デイタイムランニングライト)の機能は備わっていない。 ボディ後半の“抜け感”を意識して、ストップ・テールランプはかなり薄型化。従来型のように常時ではないけれど、ハザードランプ使用時はX型に点灯する。 リヤ周りでは、後半部をブラックアウトしたアンダーパネルや、シンプルな面構成のサイドパネルによって“抜け感”を演出。従来型以上にスポーティで軽快な印象へ進化している。 フットスペースを拡大するため、センターパネルは左右幅を縮小。その結果として負圧による走行風や雨の巻き込みが発生したが、スリットの追加で負圧を軽減し、問題を解消している。 メーターの表示内容と配置に変更はないものの、シルバーの外枠のデザインを変更。新規採用のハンドルカバーは高級感とスポーティさを意識して設計されている。 シートベースとウレタンは四代目と共通。ただし全面刷新を行った外装との調和を意識して、シートレザーは前後の分割ラインやステッチを刷新している。 フロントカウルの灯火類は、従来型とは似て非なるデザイン。V字型のシグネチャーライトに、DRL(デイタイムランニングライト)の機能は備わっていない。 左インナーボックスには500mlペットボトルも収納可能。USB Type-Cソケットも装備され、スマートフォンなどの充電にも対応する。 シート下ラゲッジスペースは30L容量を確保。ヘルメットや荷物を収納しやすく、日常使いからツーリングまで幅広く対応する。 Honda SMART Keyシステムを採用。キーを取り出さなくても、メインスイッチ操作やシートオープン、燃料リッドの解錠が可能となる。 水冷4ストローク単気筒のeSP+エンジンを搭載。低フリクション技術や高効率燃焼技術によって、力強い加速性能と優れた燃費性能を両立している。 後輪のスリップを検知すると駆動力を制御し、滑りやすい路面での安心感を高めるHonda セレクタブル トルク コントロールを装備。メーター内には作動状況を示すインジケーターも備わる。 高剛性と軽量性を両立するダブルクレードルフレームを継続採用。安定感のある走行フィールと、軽快なハンドリングを支える重要な骨格だ。 従来型では常時点灯だったXモチーフのテールランプだが、五代目ではハザード作動時に点灯する方式へ変更。よりシャープなリヤビューを実現している。 HONDA・PCX(125):37万9500円/PCX160:46万2000円。PCXシリーズは2010年の初代登場以来、世界的ヒットを続けるグローバルスクーター。2014年の二代目、2018年の三代目、2021年の四代目を経て、2025年に五代目へ進化した。近年の生産拠点はベトナム、インドネシア、タイなどで、日本仕様はベトナム生産となる。 この画像の記事を読む