セッティングのしやすさで理想に近づけるストーリー

クスコの製品は車高調キットやL.S.Dなど、製品自体にセッティング幅があるものと、アームやロッドのように、周辺パーツも含めてセッティング幅を広げるものがあり、それらを駆使することで理想に近づけることができる。
GRヤリス、GRカローラ、GR86/BRZも例外ではなく、むしろ他車種より行き届いているイメージだ。GRヤリスは2024年3月までと2024年4月からのマイナーチェンジ前後で適合が分かれる。
ちなみに後者の車高調キットはストリートシリーズがスタンダードの『ゼロ』と上級の『ゼロA』で、スポーツシリーズはオールラウンドの『S』とその2way版『TN S』、サーキット寄りの『R』とその2way版の『TN R』、さらにハイエンドの『X』となる。

GRカローラはストリートが『ゼロA』のみ、スポーツは『S』と『TN S』、『R』と『TN R』だ。

GR86/BRZはストリートが『ゼロ』と『ゼロA』、スポーツは『S』と『TN S』、『R』と『TN R』に加え、『G』のターマック用とグラベル用がある。
スポーツラジアルタイヤでストリートからサーキットまでという狙いなら『ゼロ』や『ゼロA』、『S』や『TN S』といったところだろう。中でも『ゼロA』は快適性とのバランスが取りやすい。

L.S.DはGRヤリス後期6速MT車のフロント用が『タイプRS』とマイルド指向の『同スペックF』、『タイプMZ』で、いずれも1wayと1.5wayが選べる。リア用は『RS』と『MZ』で、1way&1.5wayのものと1.5way&1wayのものが選択できる。
GRカローラはフロント用にさらに『MZ』の『スペックF』が加わり、GR86/BRZは『RS』と『同スペックF』、『MZ』と『同スペックF』で、1way&1.5wayのものと1.5&2wayのものが選べ、『プロアジャスト』の『RS』と『MZ』も用意される。

ストリートでの扱いやすさやサーキットでのタイヤのグリップ、サスの仕様、ドライビングスタイルなどに合わせた自然な効きを得るために、イニシャルトルクやカム角、フリクションディスクとフリクションプレートの組み方など、セッティングがチューナーの腕の見せどころとなるが、ある程度、リクエストに沿った仕様での出荷ができることやセッティングツールが豊富でショートパーツごとの出荷もできることなどもあり、それがやりやすいのも利点といえる。
ストリートからサーキットまで、オールマイティにこなせるために、よく動くサスと効き過ぎないL.S.DはGRのスポーツモデルで重要視されること。そこに合わせ込みやすいパーツ群といえるだろう。
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