連載

今こそ欲しいっ!【トヨタ・C-HR】

今見ても古くない、むしろ新しい!

2016年の登場時、街中で見かけた瞬間に「なんだこのクルマ!?」と感じた人も多かったはず。それまでのトヨタ車のイメージを大きく覆す、ショーモデルそのままの大胆なスタイリングで現れたのがC-HRだ。クーペのように低く構えたシルエット、複雑な面構成、未来感たっぷりのディテールは、SUVというカテゴリーの中でも圧倒的な個性を放っていた。2023年7月に生産終了となった今でも、その存在感は色褪せるどころか、むしろ際立って見えるほど。中古市場でも再び注目を集めるC-HRとは、一体どんなクルマだったのか。当時の熱気とともに改めて振り返ってみたい。

ショーモデルそのまんまの超個性的なスタイルを実現

コンパクトSUVの市場規模は、2016年当時大きく拡大していた。そこにトヨタが満を持して送り込んだ「C-HR」は、20代から30代の若年層を中心とする情報感度が高い層に向けて、既存モデルとは一線を画する新ジャンル感を訴求して企画されたニューモデルだ。

トヨタ車としては珍しい、当時の現行モデルとして唯一となるアルファベットの車名には、コンパクトなボディがリフトアップされた格好いいプロポーションの「コンパクト ハイ ライダー」と、ハッチバックのようにキビキビ走るクロスオーバーの「クロス ハッチ ランナバウト」というふたつの意味が込められている。

エクステリアデザインは、最初に2014年のパリ・モーターショーで披露されたコンセプトモデルの姿が、市販モデルにもしっかり受け継がれている。

コンセプトは「センシュアルスピード クロス」。スピード感あふれるボディと、SUVのたくましい足まわりを表現するために、「ダイヤモンド」をモチーフとしたボディが非常に特徴的な造形を見せている。さらには、翼形状にまわり込んだヘッドランプや抑揚の効いたメリハリのあるボディなど、見どころが満載だ。

また、全8色のカラーバリエーションに、新規開発色の「ラディアントグリーン」と「メタルストームメタリック」、国内初設定色の「センシュアルレッドマイカ」などの3色の新色が用意されたのも、C-HRにおける新しいチャレンジのひとつだった。

パワートレインは、ハイブリッドとガソリン直噴ターボの2本立て。ハイブリッドはプリウスなどと同じアトキンソンサイクルの1.8Lエンジンとモーターの組み合わせで、2WDのみ。ガソリン直噴ターボは、トヨタにとっても初めて本格的にダウンサイジングの考え方を盛り込んだ、オーリスと同じ1.2Lエンジン。こちらは4WDのみとなる。

加速性能は、やはりハイブリッドはモーターの強みで発進から60㎞/h程度に達するまでの加速感が力強い。対するガソリンは加速がついてくるまでにわずかにターボラグがある。ただし、ガソリンはトップエンドまで軽やかに吹け上がるのに対し、ハイブリッドは頭打ちとなる。なお、0~100㎞/h加速ではハイブリッドのほうがわずかに速い。

1550 ㎜の全高に対しタイヤの直径が690 ㎜(FF)と独特のボディバランスが特徴的だ。大きく張り出したホイールフレアなど立体的な構成で力強さとスピード感をアピールする。

TNGAシャーシが実現する洗練されたハンドリング性能

走りのコンセプトは「我が意の走り」。文字通り、思いのとおり運転できることを意図したもので、これに寄与するのが現行プリウスに次いで採用したTNGAである。C-HRでは、プリウスよりも地上高を高め、大径タイヤを装着することに合わせて部分的に専用設計としている。前ストラット、後ダブルウイッシュボーンというサスペンション形式は共通。ザックス製ショックアブソーバーや大径スタビライザー、大径ブレーキローターなどが与えられる。タイヤ&ホイールは17インチ仕様と18インチ仕様がある。

ドライブフィールについて、プリウスでも感じたTNGAの素性の良さは、もちろんC-HRでも感じられた。剛性感が高く、ステアリングフィールもしっかりとしており、応答遅れも小さくリニアであり、イメージしたとおり忠実にラインをトレースしていける。このあたりはハンドリングの評価に厳しい欧州でも認められるようにと徹底的に鍛え上げたと開発関係者が述べるとおりで、実際にもそう感じさせる仕上がりである。

ハイブリッドとガソリンでは、4WDのガソリンのほうが車両重量は30㎏重く、前後重量配分はハイブリッドのほうが均等に近いのだが、タイヤの違いを差し引くと運転感覚に大きな違いはないものの、ハンドリングはガソリンの方がやや上といえそうだ。

最先端のトヨタセーフティセンスPを全車標準装備

インテリアデザインは、質感や形状、色など細部にこだわり、ハイテクで高い機能性を持つ先進感と、ファッショナブルかつ大人の色気を感じさせる、新感覚の操作空間を演出する「センシュアルテック」のコンセプトに基づいている。インパネからドアトリムまでつながるソフトパッドや金属調オーナメントなどを施した空間からは、基本的には若年層がメインターゲットながら、目の肥えた高年層やクルマ好きな人にも不満を感じさせないよう質感の高さにも大いにこだわっていることが見て取れる。

ドライバーを囲むように非対称形状としたコンソールや、より運転に集中できるようドライバーに向けて配置された操作パネルは、あくまでドライバーが主役であることを感じさせるもの。ダッシュボードは低く、見晴らしも良い。ホールド性に優れるスポーティシートはロングドライブ時の疲れにくさにも配慮している。

ウィンドウグラフィックを見ても明らかなとおり、車内は前席優先のパッケージングながら、後席も乗り込んでしまえば窮屈さはあまり感じない。荷室も実用面では必要十分な広さが確保されている。グレード体系は、いずれもベーシックグレードと充実装備グレードというシンプルな構成で、ハイブリッドが「G」と「S」、ガソリンが「G-T」と「S-T」という計4タイプとなる。

安全装備については、最新の「トヨタセーフティ センスP」が全車に標準装備される。さらに、「G」および「GT」には「ブラインドスポットモニター(BSM)」が標準装備され、「リヤクロストラフィックアラート(RCTA)」がオプション設定されていた。

TNGA(Toyota New Global Architectureとは、トヨタ自動車が全社を挙げて取り組むクルマづくりの構造改革。パワートレーンユニットとプラットフォームおよび部品を一新し、一体的に新開発することによりクルマの基本性能や商品力を飛躍的に向上させることを目指している。
12灯のLEDが内から外へと流れるように光る、トヨタ・ブランド初のシーケンシャルターンランプを「G」と「G-T」にオプション設定した。

※本記事は『STYEWAGON』2017年の記事を加筆・再編集したものです。

オーディオシステムは懐かしのクラリオン! 内外隅々までカスタムされたトヨタC-HR!

【WORK WHEELS JACK #005】 参加全車両がワークのホイールを装着しているという、ワークを愛するユーザー同士の交流の場として高い評価を得ている「WORK WHEEL JACK」が11月17日、神戸総合運動公園にて今年も開催された。グッドガンインターナショナル主催、カーショップYSRが共催となるこのイベントには、もちろんワークも全面協力。最新モデルやデモカーをズラリとディスプレイしたブースを展開するだけでなく、スタッフたちも積極的にオーナーたちと交流したイベントから、参加していたオーナーカーをピックアップ!

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話題のNEWモデルを続々発表するクール。四駆、SUVに着目したVRARVAを展開するなど、今もっとも勢いのあるブランドのひとつだが、 そんなクールが『大感謝オフ会』を開催!クール愛好家が集うだけでなく、様々な催しも行われる一大イベントだったのだ!!

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