新世代ハイブリッドシステム採用や内外装デザイン刷新などにより、NXらしさを守りつつ人生に変化や刺激をもたらすモデルへと進化

NXは2014 年にレクサス初のコンパクトクロスオーバーSUVとして誕生。以来、都会を機敏に駆け抜ける高い走行性能とスタイリッシュなデザインなどが世界中から好評で、2026年7月末時点で90以上の国と地域で累計約190万台を販売。レクサスのグローバルコアモデルへと成長した。

ジャパンモビリティショー2025でレクサスは、「“DISCOVER” -誰の真似もしない-」というブランドメッセージを発信。顧客一人ひとりにとって唯一無二の体験価値を提供できるブランドとしてさらに変革していくことを宣言。新型モデルの企画に際しては、“DISCOVER YOUR EDGE(ディスカバー・ユア・エッジ)”というテーマを掲げ、ユーザーの日常に新たな刺激をもたらし、可能性をさらに拡げていくような存在となることを目指して開発が進められてきた。

新型NXは、スポーティとユーティリティの両立という歴代NXが連綿と築いてきた提供価値を大切にしながら、電動化時代にふさわしい変革を遂げるべく、ハイブリッドシステムを一新し、その走りを進化させるとともに、内外装デザインも刷新された。

躍動感を感じさせるエクステリアがクルマに乗り込む前から走りへの期待・高揚感を高めるとともに、水平基調のシンプルなインテリアがドライバーだけではなく、全ての乗員に開放感と落ち着きをもたらす。加えて、新たに導入する「Sensory Concierge(センサリーコンシェルジュ)」がパーソナライズされた光や香りの演出により、自宅のリビングルームのような寛ぎの空間で乗員を包み込み、NXならではの多様な価値を提供する。

新型モデルでは、継承されてきたデザインテーマである「VITAL TECH(バイタルテック=生命的な躍動感Vitalと先進技術Techを融合)」がさらに熟成・進化した。エクステリアはスポーティなフォルムやサイドシルエットはそのままに、より躍動感がありアクティブなイメージへと昇華。機能と造形をシームレスに融合させることで、レクサスならではの機能美が追求された。全長4690×全幅1865×全高1660mmのボディは、従来モデルから全長を30mm拡大。2690mmのホイールベースを含むそのほかの寸法は変わっていない。

プロポーションはワイド&ローを追求。ヘッドランプやコーナリングランプといった機能部品をグリルと融合し、スポーティさを強調することで、シンプルでクリーンなプロポーションを実現した。機能をシームレスに融合した造形により、モダンなデザインへとアップデートするとともに、空力・冷却性能を高めるメッシュグリルを採用することで、レクサスならではの機能美が体現されている。

ヘッドランプは、ターンシグナルランプとデイタイムランニングライトを統合し、ターンランプと合わせてダブルラインを表現。NXらしい精悍さを造り出すとともに、視認性も確保し、機能性とデザインを両立させた。アウターミラーやモール類は、クロムメッキから黒を基調としたデザインへ刷新。凝縮感が増すことで、NXらしい「塊感」のあるスポーティさが際立ち、力強いスタンスが表現された。リヤコンビネーションランプはレクサス初の「ダブルLシグネチャー」を採用。両端のLがダブルで光り、レクサスの発光ロゴとともに、ワイド&ローな印象を強めている。

「Fスポーツ」では、フロントのアンダースポイラーとサイドポンツーン、リヤコーナー空力デバイスを設定し、走りへの期待感を高めている。さらにルーフサイドレールやルーフスポイラー、ロッカーにピアノブラックを採用することで、全体の印象が引き締められた。足元には軽量かつ高剛性のFスポーツ設定20インチアルミホイールのほか、よりスポーティなレッドカラーのブレーキキャリパーにより、Fスポーツらしさを際立たせている。

インテリアは、どの座席でも心地よく過ごせるよう、広々とした開放感と落ち着きが感じられる空間を目指し開発された。インパネはドライバーの視界を確保しながらも、視線移動が少なくなるよう、12.3インチ液晶メーターと14インチのナビゲーションシステム/マルチメディアを水平に配置。見通しの良さと操作性を両立し、開放感と落ち着きを兼ね備えたドライビング空間を構築した。

ステアリングホイールのデザイン変更や、透過表皮を使用したレスポンシブヒドゥンスイッチにより、機能をアップデートするとともに、ブランドとしての統一感を強化している。

センサリーコンシェルジュ RADIANCE(イメージ) 

線発光と間接照明によって、しっとりとした落ち着きのある空間を表現。インパネからドアトリムへと続くラインが、光でも水平基調を演出し、シンプルでクリーンな世界観とワイドな広がり感を生み出す。マークレビンソン仕様では、パンチングメタル製のスピーカーグリルが先進的な印象を与えるとともに、ドアスピーカーの外周を取り囲む丸い光のリングがスピーカーグリルを透過し、エレガントな表情を生み出す。

すべての乗員に自宅のリビングルームのようにくつろげる空間を提供することを目指した「Sensory Concierge(センサリーコンシェルジュ)」は、空間と演出で魅了する世界観「パフォーミングアーツ」をコンセプトに、レクサス独自の体験価値を追求。イルミネーション、音楽、空調、シート温度、フレグランスを下記の3つのモードで連携させることで、乗員をリラックスさせたり、高揚させたりしながら、その時々の気持ちに寄り添う車内空間を提供する。

・INSPIRE(インスパイア):エキゾチックで刺激的な鼓動で気持ちの高揚をサポート
・RADIANCE(ラディエンス):反射と揺らめきが交差する冴えた空間で集中をサポート
・REVITALIZE(リバイタライズ):優しい自然の循環をイメージした雰囲気でリラックスをサポート

フレグランス(イメージ)

新型NXでは多様な香りの体験も提供する。フレグランスはレクサスのデザイン思想「Time」を象徴する下記の5種類が設定され、そのうち3種類の専用カートリッジをグローブボックス内の発生器に同時に搭載できる。乗車中に専用画面から好みのフレグランスを選択することで、インパネ奥のスピーカーグリル部から広がる香りを楽しめる。

・天光(TENKO):あたたかい自然の光に包まれたウッディアロマティック
・恵風(KEIFU):深い森の中で広がるスモーキーグリーン
・青陽(SEIYO):春の陽溢れるのどかでやさしいホワイトフローラル
・半夜(HANY A):深い夜の静粛に漂う神秘的で柔らかなムスク
・晨明(SHINMEI):夜明けにはじまりを予感させる清らかなシトラス

また、センサリーコンシェルジュのモードとは別に、各フレグランスに連動するオリジナルのマルチメディア動画、音楽、イルミネーションと一緒に香りを楽しむことも可能だ。

HEVシステム
PHEVシステム

ハイブリッドシステムは新世代版を採用。トランスアクスル、モーター、PCU(パワーコントロールユニット)を一体化し、小型・軽量・低重心化を実現した「e-Axle(イーアクスル)」が用いられている。駆動系の効率改善に加え、インバーターのパワー素子に電気損失が少ない SiC(シリコンカーバイト)を採用することで、より高効率化でき、燃費の向上に貢献。また、燃費性能を向上させながら、電池の出力向上などにより、より高い動力性能も実現している。

PHEVモデル「NX450h+」は、出力が8%、容量が30%向上した新開発のバッテリーを搭載。EV航続距離も大幅に向上させた(日本仕様は暫定値で140km)。また、DC急速充電にも対応し、充電時間を大幅に短縮したほか、電動充電リッドの採用により、充電時の利便性も向上させている。

ボディ剛性も強化された。フロントエンドとリヤエンドの強化に加え、新たにフロアクロスの追加とともにトンネルの稜線部へ補強を施すことで、フロア剛性は約25%向上。サスペンションタワーも構成部品を一体化することで剛性を約30%向上させ、ハンドリングのみならず、乗り心地の向上とロードノイズの低減を実現した。

シャシーや車両制御のチューニングには徹底的にこだわり、リニアで上質なドライブフィールにも磨きをかけた。新採用の極微低速バルブ付ショックアブソーバーは、サスペンションの微小な動きに対しても高い応答性で減衰力を発生させることで「すっきりと奥深い」上質な乗り味を実現。路面のうねりに対して車体の姿勢をよりフラットに保ち、スポーティなハンドリング性能と快適な乗り心地の両立に貢献する。

また、サスペンションのチューニングは開発拠点であるTTC-S(トヨタテクニカルセンター下山)の様々なテストコースに加えて、ドイツ・ニュルブルクリンクおよび周辺道路で繰り返し実施。低速の街中から 200km/hを超えるアウトバーンまで、多様な路面の荒れやうねりが存在する環境下で、ドライバーにとって自然で安心感の高いハンドリングと乗り心地を造り込んだ。

このたびの発表に際し、レクサスインターナショナルの遠藤邦彦チーフエンジニアはこのようにコメントしている。

「NX は、走り・デザインともにスポーティでスタイリッシュなコンパクトSUVとして誕生して以来、既成概念にとらわれることなく、常に新しい価値を追求してきました。そうして築いてきた魅力が、お客様それぞれのライフスタイルに「ちょうどよい」存在として受け止められ、支持されてきました。
新型モデルでは、刺激的な存在であり続けることを目指し“DISCOVER YOUR EDGE”をテーマに掲げました。NXに乗り込み、走り出した瞬間から、自分の世界や可能性が拡がっていくような、ワクワクするクルマを造ろう、という想いで開発を進めました。目的地へまっすぐ向かうだけでなく、気づけばつい遠回りしたくなる。そんな気持ちを呼び起こすクルマとは何か。その問いに向き合いながら、開発に取り組みました。
DISCOVER YOUR EDGE-「これくらいでいい」と守りに入ることなく、新しい可能性に挑む。そうした姿勢で、私自身も開発に向き合ってきました。その想いのもと、シンプルでクリーンなコックピットや、電動化技術で進化したスポーティな走り、自由度の高い充電、その時々の気分でイルミネーションやフレグランスを選べる居心地のよい空間などを実現しました。スポーティとユーティリティの両立というNX らしさは守りながらも、乗る人それぞれの新たな可能性を引き出し、人生に変化や刺激をもたらすモデルへと進化させました。皆様の最高の相棒となるNXに、どうぞご期待ください」