2026年7月の軽二輪・小型二輪販売台数

区分販売台数前月販売台数前月比前年同月前年同月比
軽二輪(126~250cc)6,236台5,967台104.5%6,578台94.8%
小型二輪(251cc~)7,790台9,249台84.2%8,019台97.1%
合計14,026台15,216台92.2%14,597台96.1%

クラス別では、軽二輪が前月比104.5%と増加した一方、小型二輪は84.2%まで減少した。6月は小型二輪が前年同月を上回っていたが、7月は97.1%と2026年初の前年割れとなり、両区分合計でも前年同月比96.1%となった。

軽二輪は6,236台、ヤマハが前年同月比171.6%

126~250ccの軽二輪は6,236台で、前年同月の6,578台から5.2%減少した。前月の5,967台からは4.5%増えている。

メーカー別の販売台数は以下のとおり。

メーカー販売台数前月販売台数前月比前年同月前年同月比シェア
ホンダ2,426台2,294台105.8%3,559台68.2%38.9%
ヤマハ1,855台1,623台114.3%1,081台171.6%29.7%
カワサキ886台949台93.4%756台117.2%14.2%
スズキ597台609台98%695台85.9%9.6%
その他472台492台95.9%487台96.9%7.6%
合計6,236台5,967台104.5%6,578台94.8%100%

ホンダは前年同月比68.2%、前年から1,133台減

販売台数トップはホンダの2,426台で、軽二輪全体の38.9%を占めた。前月からは132台増加したものの、前年同月の3,559台からは1,133台減少し、前年同月比68.2%と大きく落ち込んでいる。

ヤマハは171.6%、XSR155発売後の7月も販売増

対照的に販売を大きく伸ばしたのがヤマハだ。1,855台を販売し、前年同月の1,081台から774台増加。前年同月比は171.6%となった。前月比でも114.3%と伸び、7月のシェアは29.7%となっている。

ヤマハは6月30日に新型「XSR155 ABS」を発売し、7月は発売後初めて1カ月を通して販売された月となった。また、5月28日には「YZF-R25 ABS」の新色も発売しており、こうした新型車や新色の投入が販売増を後押しした可能性がある。

カワサキも前年超え、ヤマハとともに減少幅を補う

カワサキは886台で前年同月比117.2%となり、前年同月から130台増加した。一方、スズキは597台で前年同月比85.9%、その他は472台で96.9%となった。

軽二輪全体では前年同月から342台減少したが、ホンダだけで1,133台減となっている。一方、ヤマハは774台、カワサキは130台増加しており、両社の伸びが軽二輪全体の減少幅を抑えた形だ。

小型二輪は7,790台、2026年初の前年割れ

251cc以上の小型二輪は7,790台。前年同月の8,019台から229台減少し、前年同月比97.1%となった。2026年に入って前年同月を下回るのは7月が初めてである。

前月の9,249台からは1,459台減少し、前月比84.2%となった。

メーカー別では以下の結果となった。

メーカー販売台数前月販売台数前月比前年同月前年同月比シェア
ホンダ2,089台2,492台83.8%2,277台91.7%26.8%
スズキ709台621台114.2%578台122.7%9.1%
ヤマハ910台925台98.4%967台94.1%11.7%
カワサキ1,972台2,119台93.1%2,224台88.7%25.3%
その他2,110台3,092台68.2%1,973台106.9%27.1%
合計7,790台9,249台84.2%8,019台97.1%100%

「その他」は単一メーカーの販売台数ではなく、ホンダ、スズキ、ヤマハ、カワサキ以外の銘柄を合算した区分である。

ホンダとカワサキは前年同月を下回る

国内4メーカーでは、ホンダが2,089台で最多。カワサキが1,972台で続き、その差は117台となった。

ホンダは前年同月の2,277台から188台減少し、前年同月比91.7%。カワサキも前年同月の2,224台から252台減少し、前年同月比88.7%となった。

6月はホンダが前年同月比119.9%と大きく伸びていたが、7月は前月比83.8%となり、販売台数を403台減らしている。カワサキも前月比93.1%で、6月から147台減少した。

スズキは122.7%、2026年は7カ月連続で前年超え

ヤマハは910台で前年同月比94.1%と前年を下回った。国内4メーカーで唯一前年同月を上回ったのがスズキである。

スズキは709台を販売し、前年同月の578台から131台増加。前年同月比は122.7%となった。前月の621台からも88台増えており、前月比は114.2%だった。

スズキは2026年に入ってから7カ月連続で前年同月を上回っている。2025年10月には398ccの「DR-Z4S」「DR-Z4SM」、2026年1月には775ccの「GSX-8T」「GSX-8TT」を国内市場へ投入した。いずれも国内では、比較対象となる2025年7月時点で販売されていなかったモデルだ。

車種別の販売台数は公表されていないため各モデルの寄与度は確認できないものの、こうしたラインアップの拡充が販売を支えた可能性がある。

8月以降はホンダの新型400ccモデルに注目

小型二輪では、8月以降にホンダの新型400ccモデルが相次いで発売される。

8月21日には、新型「CB400 SUPER FOUR E-Clutch」が発売予定だ。新設計の399cc直列4気筒エンジンとHonda E-Clutchを搭載し、国内の年間販売計画台数は4,600台に設定されている。

さらに9月18日には、同じく399cc直列4気筒エンジンを搭載する「CBR400R FOUR E-Clutch」が発売される。こちらの年間販売計画台数は2,500台。CB400 SUPER FOUR E-Clutchとプラットフォームを共有しながら、フルカウルを採用したロードスポーツモデルとして展開される。

いずれも251cc以上の小型二輪に含まれるため、発売後の登録がホンダの販売台数にどの程度反映されるか注目したいところだ。CB400 SUPER FOUR E-Clutchは8月下旬、CBR400R FOUR E-Clutchは9月中旬の発売となるため、月間を通した販売動向を確認できるのは、それぞれ発売翌月以降になると考えられる。

年間販売計画を単純に合計すると両モデルで7,100台となる。実際の登録ペースは供給状況や受注動向によって変わるものの、新型400ccモデルの投入が今後のホンダ、そして小型二輪のメーカー別販売台数にどのような変化をもたらすかが、8月以降の注目点となりそうだ。