生廃パーツも独自技術で乗り越える!

21年を経ても変わらないモノ作りへの情熱

Hパターンミッション&ラジアルタイヤ仕様で1000psを発揮し、ゼロヨン9秒8を記録。さらに、HR34改4ドアGT-Rのコンプリートカー製作でも注目を集めるなど、チューニングとモディファイの両面から第二世代GT-Rの可能性を追求し続けてきたのがAPMファクトリーだ。

「21年前に製作したHR34改4ドアGT-Rは、自分の理想を形にした一台でしたが、今でもコンプリートカー製作の依頼をいただくほど反響があります。最近は車両のコンディション低下や生産廃止部品の問題に悩むオーナーも増えているため、現在はリフレッシュやレストアを軸に第二世代GT-Rをサポートしています」。そう語るのは、APMファクトリー代表の粟津さんだ。

その4ドアGT-Rも現在、新たな姿を目指してリメイクの真っ最中。345サイズの20インチタイヤを収めるワンオフフェンダーを製作し、R35GT-Rのドアハンドルも移植するなど、ボディメイクから徹底的に手を入れている。

エンジンは2.8L+TO4Zという組み合わせで、レスポンスとパワーを追求。さらにワイヤータックを施すなど、機能だけでなく“魅せる”エンジンルームにもこだわって仕上げられる予定だ。

チューニング全盛期からAPMファクトリーが貫いてきたのが、「欲しいものがなければ自分たちで作る」という姿勢。その精神は現在も変わらず、エンジンオイルをはじめとするオリジナル製品を開発してきた。

近年はBNR34用を中心に、生産廃止部品を補うだけでなく、純正以上の機能性を追求したカーボンパーツの製作にも力を入れている。

外装パーツでは、ボンネットやルーフ、リップディフューザーなどをラインナップ。なかでもボンネットは、強度と軽量化を突き詰めたインフュージョンモデルを筆頭に、FRP、片面カーボン、両面カーボンという4タイプを展開する。

さらに、MFDバイザーやオーディオパネルといったインテリアパーツも用意。通常製品は綾織カーボン仕上げとなるが、リクエストがあれば、デモカーに採用されているクラッシュカーボン仕様での製作にも対応する。

リヤまわりでは、純正スタイルを活かしながらハイマウント化した「スーパーダウンフォーススポイラーHM50」を展開。純正比50mmアップとすることで、BNR34らしいスタイルを崩さずに存在感を高めている。

さらに、MeikuとAPMによるコラボレーションから100mmワイドモデルも登場。ワイドボディ化されたBNR34の迫力あるリヤビューを、機能美あふれるスタイルへと引き締めてくれる。

また、内燃機加工など一部の工程を除き、ほぼすべての作業を自社で完結できるのもAPMファクトリーの大きな強みだ。チューニングからボディワークまでワンストップで対応し、鉄板からフェンダーを叩き出す高度な造形技術も備えている。

一般的な修理工場では対応が難しく、修理を断られてしまった事故車の復活まで手掛けるなど、今や第二世代GT-Rオーナーにとっての“駆け込み寺”ともいえる存在となっている。

そんなAPMファクトリーの技術力を象徴するのが、ショールーム入口に展示されたBNR34の実寸大カットモデルだ。ウインドウやライト、タイヤなどを除き、そのほぼすべてをFRPで製作。ボディだけでなくホイールまで成形するという徹底ぶりで、実車さながらの精密な造形は必見だ。

「第二世代GT-Rだけでなく、あらゆる車種でオーナーが望むことを実現できるワンストップ体制としています。カーボンパーツ製作も自社で行っていますから、デモカーのようなクラッシュカーボン仕上げもオーダー可能ですよ」と粟津さん。

速さを追求するエンジンチューンから、年月を重ねた車両を蘇らせるリフレッシュやレストア、さらに理想のスタイルを実現するボディワークやカーボンパーツまで。「欲しいものがなければ自分たちで作る」という姿勢を貫き続けるAPMファクトリー。

第二世代GT-Rをこれからも楽しみ続けたいオーナーにとって、その存在はますます重要なものになっている。

●問い合わせ:APMファトクリー 兵庫県加古郡播磨町北古田1-19-10 TEL:079-437-5151

「なぜ第二世代GT-Rはここまで高くなった?」BNR32のアメリカ解禁で始まった“25年ルール”狂騒曲

今や600万円〜1900万円が相場となっているBNR32。しかし13年前なら、過走行・修復歴ありの個体は100万円以内で購入できた。BNR34も299万円という価格で販売されていた時代だ。第二世代GT-Rの運命を変えた「25年ルール」とは?

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APMファトクリー
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