LAMBORGHINI TEMERARIO POLIZIA

サンタアガタ・ボロネーゼの本社で公開

ランボルギーニ本社で行われた発表式典には、ピアンテドージ内務大臣、ヴィンケルマンCEOや同社取締役会メンバーらが出席した。
ランボルギーニ本社で行われた発表式典には、ピアンテドージ内務大臣、ヴィンケルマンCEOや同社取締役会メンバーらが出席した。

サンタアガタ・ボロネーゼにあるランボルギーニ本社で新型「テメラリオ ポリツィア」が初披露された。発表式典にはイタリア内務大臣のマッテオ・ピアンテドージ氏が出席。ランボルギーニからは、会長兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏と同社の取締役会メンバーが参加し、イタリア国家警察の警察長官兼公安局長を務めるヴィットリオ・ピザーニ氏の代理として、交通警察、鉄道警察および特別部隊を所管する中央局長のレナート・コルテーゼ氏も出席した。

今回発表されたモデルは、すでにイタリア国家警察で運用されているランボルギーニ車とともに、移植用臓器や医療物資の緊急輸送を含む重要任務に使用される。電動化された高い走行性能を、緊急性の高い警察活動に役立てるという。

2004年のガヤルドから続く協力関係

「ガヤルド LP 560-4」も警察車両として活躍。
「ガヤルド LP 560-4」も警察車両として活躍。

ランボルギーニとイタリア国家警察の協力関係はこれが初めてではない。2004年に導入された最初のランボルギーニ製警察車両「ガヤルド」は、早くもその年の9月に初めての臓器輸送任務を行っている。

その後も「ガヤルド LP 560-4」や「ウラカン」が導入され、イタリア国内の主要な高速道路を中心に運用されてきた。2023年には高性能SUVの「ウルス ペルフォルマンテ」が新たに配備された。

今回のテメラリオを含め、20年以上にわたって計6台のランボルギーニ車がイタリア国家警察の車両として導入されてきた。歴代の車両は、高速道路での警察活動や緊急性の高い医療関連の輸送など、それぞれの時代における任務に用いられている。

200件を超える臓器輸送任務に活躍

警察車両として活躍するウラカンのカーゴスペース。
警察車両として活躍するウラカンのカーゴスペース。

イタリア国家警察に配備されたランボルギーニ車は、その走行性能を生かして迅速な移動が必要となる任務を支えてきた。これまでにイタリア国内で200件を超える臓器輸送任務に携わり、活動を通じて人命救助に貢献した事例も複数あるという。臓器輸送では限られた時間内に目的地まで安全かつ確実に届けることが求められる。

活動は緊急輸送にとどまらず、歴代車両は安全運転を呼びかける交通安全教育にも活用されており、関連イベントへの参加回数はこれまでに1500回を超える。緊急輸送の実務を担うだけでなく、交通安全に対する関心を高める啓発活動にも用いられてきたという。

新開発V8ツインターボと3基のモーターを搭載

テメラリオ ポリツィアのパワートレインは、新開発の4.0リッターV8ツインターボエンジンと3基のモーターで構成され、システム最高出力は920PSに達する。ランボルギーニにとって、このパワートレインは同社の技術開発における新たな節目に位置づけられるものだ。同社は、「エンジンとモーターを組み合わせることで得られるパフォーマンスと効率性を迅速な対応が必要な警察活動に生かす」としている。

新型テメラリオ ポリツィアの導入により、ランボルギーニとイタリア国家警察が2004年から続けてきた協力関係は、新たな段階を迎えた。ランボルギーニの車両技術を公共性の高い任務に役立てる取り組みが、テメラリオにも引き継がれることになるだろう。