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今日は何の日?

■走破性と快適性の両立を図った4代目プラド

2009年9月14日にデビューしたトヨタ4代目(150系)「ランドクルーザー・プラド」

2009(平成21)年9月14日、トヨタは「ランドクルーザー・プラド」を約7年ぶりにフルモデルチェンジし、4代目(150系)へと進化させた。4代目は、歴代モデルが重視してきた本格オフローダー路線を堅持しつつ、オンロードでの快適性をさらに高めたのが特徴である。

パジェロを意識してライト感覚オフローダーとして誕生したプラド

1985年10月にデビューしたトヨタ「ランドクルーザー」70系ワゴン

初代「プラド」は、「ランクル70系ワゴン」の派生車で、ライト感覚オフローダーとして1990年4月にデビューした。プラド誕生の背景には、当時パリダカでの活躍で人気が高まった三菱自動車「パジェロ」と、当時盛り上がっていたRVブームがあった。これらに対応するため、ハードなランクルよりややソフトで都会的なイメージを持つプラドが必要だったのだ。

1990年4月にデビューしたトヨタ初代70系「ランドクルーザー・プラド」

プラドのスタイリングはパジェロに似ていたが、プラドの方がオフロードイメージは強かった。ボディについても、パジェロと同じ3ドア5人乗りの2列ショートボディと、5ドア8人乗りの3列ロングボディが設定された。

パワートレーンは、最高出力97ps/最大トルク24.5kgmを発揮する2.4L 直4 SOHCディーゼルターボと5速MTおよび4速ATの組み合わせだが、1993年には新開発の130ps/29.5kgmの3.0L 直4 SOHCディーゼルターボに換装され、大幅なパワーアップが図られた。また駆動方式は、伝統的な副変速機付パートタイム4WDだった。

車両価格は、ランクルより安価な216万~296万円に設定。小振りで、走破性に加えて扱いやすいライト感覚のオールラウンダーとして国内外で人気を獲得。ちなみに、当時の大卒初任給は17万円程度(現在は、約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で300万~400万円に相当する。

さらに乗用車テイストを高めた2代目と3代目プラド

1996年5月にデビューしたトヨタ2代目90系「ランドクルーザー・プラド」

1996年5月には、「プラド」は初めてのモデルチェンジで2代目(90系)に移行。初代のパートタイム4WDをフルタイム4WDに変更して、オン/オフロードまで快適な走りを楽しめるオールラウンダーを目指した。

ボディタイプは、初代と同様ショートとロングだが、ショートは丸型ヘッドライトと黒の縦桟グリル、ロングは角型ヘッドライトにメッキ仕上げの横桟グリルと差別化され、両モデルとも標準グレード以外は全幅を拡げた3ナンバーボディとして迫力あるスタイリングとなった。

2002年10月にデビューしたトヨタ3代目120系「ランドクルーザー・プラド」

2002年10月には、3代目(120系)へとモデルチェンジ。3代目は、オンロード走行での快適性の向上を狙い、フレーム剛性を大幅にアップさせ、操縦安定性、乗り心地、静寂性を向上させた。さらに電子制御エアサスペンションをリアに採用し、オンロードでの滑らかな乗り心地を実現。このリア電子制御サスペンションは、ロー(-30mm)/スタンダード(0mm)/ハイ(+40mm)という3つのモードを備え、スイッチひとつでオフロードの荒れ地も走破可能な車高にすることを可能とした。

ロングボディに1本化された4代目プラド

2009年9月14日にデビューしたトヨタ4代目(150系)「ランドクルーザー・プラド」
2009年9月14日にデビューしたトヨタ4代目(150系)「ランドクルーザー・プラド」のボディサイズ

2009年9月のこの日、4代目(150系)となる「プラド」が発売された。これを機にプラットフォームを共有していた「ハイラックスサーフ」を統合し、ボディタイプは3ドアショートが廃止され、5人乗りおよび7人乗りの5ドアロングに一本化された。

2009年9月14日にデビューしたトヨタ4代目(150系)「ランドクルーザー・プラド」のシート
2009年9月14日にデビューしたトヨタ4代目(150系)「ランドクルーザー・プラド」のラゲッジスペース

基本的なスタイリングは先代のイメージを残しながらも、さらに都会的な印象を強めた印象となった。インテリアについては、インパネのデザインが一新された他、居住性やシートアレンジを向上。さらに、セカンドシートに足元スペースを広げるスライド機構と、3列目への乗降性を高めるウォークイン機構を助手席側に備えた。

2009年9月14日にデビューしたトヨタ4代目(150系)「ランドクルーザー・プラド」のシート、ラゲッジスペース

パワートレーンは、当初は先代と同一で最高出力163ps/最大トルク25.1kgmを発揮する2.7L 直4 DOHC、276ps/38.8kgmの4.0L V6 DOHCの2種エンジンと、前者が4速AT、後者が5速ATの組み合わせ。4WDにはトルセンLSDをセンターデフに使ったフルタイム方式が採用された。

トヨタ4代目150系「ランドクルーザー・プラド」のコクピット
トヨタ4代目150系「ランドクルーザー・プラド」のメーター回り
トヨタ4代目150系「ランドクルーザー・プラド」の室内レイアウト

ラダーフレーム構造や、前:ダブルウィッシュボーンサスペンション、後:トレーリングリンク式リジットサスペンションなどは先代から引き継がれたが、快適性や乗り心地を重視した改良が加えられ、また新たに運転を支援する新機構が用意されたのも特徴。例えば、ステアリング切れ角表示機能、アクセルやブレーキ操作なしに一定の低速を維持出来る“クロールコントロール”、トラクションやブレーキ制御を任意に切り替えて悪路走破性を高める“マルチテレインセレクト”などによって、オン/オフ問わず走行性能に磨きがかかった。

車両価格は、315万円(5人乗車)/330万~475万円(7人乗車)に設定された。

トヨタ「ランドクルーザー・プラド」の歴史

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4代目(150系)「ランドクルーザー・プラド」は、多くの機構を先代から受け継いだものの、全体的に基本性能をレベルアップ。さらに、新たな機能によって快適な乗り心地の都会的な雰囲気を持つオフローダー色をさらに強め、その後15年以上売れ続けた。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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