絶版2ストを長く楽しむなら、見落としたくない“水回り”
NSR50が登場したのは1987年。ワークスレーサーNSR500のイメージをコンパクトな車体に落とし込み、水冷2ストローク単気筒49ccエンジンから7.2ps/10000rpmを発揮。6速ミッション、アルミ製12インチホイール、前後ディスクブレーキまで備えた、本格派のミニスポーツだった。

画像は小さな車体に本気の装備を詰め込んだNSR50(初代モデル)。1987年の登場以来、ミニバイクレースや峠、街乗りまで幅広く愛されてきた。
1990年代に入ってからも改良やカラー変更を受けながら生産が続き、7.2ps/10000rpmという最高出力はその後のモデルにも受け継がれた。ただし、初期型ならすでに登場から約40年。エンジンや足周りだけでなく、水回りのゴム部品も当然チェックしたいところ。
ラジエターホースは経年劣化によって硬化やひび割れが進み、クーラントの漏れや滲みにつながることもある。絶版車を長く楽しむなら、水回りは早めに状態を確認しておきたいところ。今回登場したのは、そんな補修需要に応えるシリコーン製ラジエターホースだ。黒基調なのでノーマルの雰囲気を大きく崩さず使える。
NSR50用は4種類! KITACOロゴ入りでさりげなくドレスアップ
NSR50(AC10)向けには、冷却系の各部をつなぐ4種類のホースが用意される。


ラジエターホース(A)はラジエター⇔フィラーネック用。1870円で、NSR50(AC10)とNSR80(HC06)に対応する。


ラジエターホース(B)はシリンダー⇔右側クランクケースカバー用。2530円。NSR50のほか、NS-1、NS50F、MBX50/F、CRM50、MTX50R、CRM80、MBX80インテグラ、MTX80R、NSR-Miniなどにも対応する。


ラジエターホース(C)はフィラーネック⇔シリンダーヘッド用。2420円。NSR50、NSR80、NSR-Miniに適合する。

ラジエターホース(D)は右側クランクケースカバー⇔ラジエター用。2420円。こちらもNSR50、NSR80、NSR-Miniに対応する。
素材はいずれも補修用シリコーン製で、カラーはブラック。さらにホース表面にはKITACOロゴがプリントされる。補修部品としての役割が第一だけど、交換したときにチラッと見えるロゴがちょっとうれしい。派手すぎず、純正っぽい雰囲気を残しながら軽くドレスアップできるのもポイントだ。
ここで注意したいのがクランプ。純正ホースクランプは使用できず、ホース1本につき別売りのステンレスバンドが2個必要となる点。指定のステンレスバンドはφ14〜φ24、商品コード0900-995-00025、385円/1個だ。
NSR80、NSR-Mini乗りにも朗報! 専用品もラインアップ
今回の新製品はNSR50用だけではない。

NSR80(HC06)専用のラジエターホースも設定され価格は2200円。こちらもシリコーン製・ブラック仕様だ。

そしてサーキット派にうれしいのが、レース専用モデルNSR-Mini用。フィラーネック⇔ラジエター間に使用する専用ホースで4950円。こちらもシリコーン製・ブラック仕様となる。
NSR50/80系は、車両そのものが絶版となってから長い時間が経っている。それだけに、速くするためのチューニングパーツだけでなく、“普通に走れる状態を維持するための補修パーツ”が新しく用意される意味は大きい。
水温を管理する冷却系は、2ストスポーツを楽しむうえでも大事な部分。ホースに硬化やひび割れ、クーラントの滲みが見つかったら、「まだいけるかな?」で引っ張らず、一度しっかり点検しておきたい。
約40年前に生まれたNSR50を、まだまだ走らせる。そんなオーナーにとって、こういう補修パーツの登場はかなりうれしいニュースなんじゃないでしょうか。
【モトチャンプ編集部】
