テールライトや「PORSCHE」レタリングにも手が入る可能性
ポルシェ「パナメーラ」が、2028年モデルで早くもアップデートされる可能性が高まっている。ニュルブルクリンクで捉えられた最新プロトタイプではエクステリアの変更は限定的だが、むしろ注目したいのはインテリアだ。

第3世代パナメーラが登場してからまだ3年足らず。これまでにも改良型とみられるプロトタイプは確認されていたが、今回はニュルブルクリンクで高速テストを行なう車両が目撃された。

プロトタイプはほぼカモフラージュされておらず、センターロック式ホイールと円形4本出しエキゾーストを装着している。この特徴から、テスト車両は改良型「パナメーラGTS」である可能性が高い。
外観の変化は、一見するとかなり小さい。
フロントバンパーやエアインテーク周辺には部分的な偽装が残されているが、基本的なデザインは現行型を踏襲する。よく見るとメインインテークを囲むロア部分が細くなっており、水平バーにも変更が加えられる可能性がある。ヘッドライトにも新しいグラフィックが与えられるとみられるほか、今回のプロトタイプにはイエローのキャリパーを備えた高性能ブレーキも確認できる。
リアはフロントより厳重に覆われており、バンパーやディフューザーのデザイン変更が予想される。テールライトや「PORSCHE」レタリングにも手が入る可能性がある。
ただし、今回の改良で大きく変わりそうなのはボディの外側ではない。プロトタイプセンターコンソールにはカバーがかくされており、現行型とは異なる新デザインになっている可能性が高い。

とくに気になるのが、現在センターコンソールに配置されている空調関係の物理スイッチだ。改良型ではこれらを廃止し、新たなタッチスクリーンに機能を集約する可能性が指摘されている。
現行パナメーラもすでにデジタル化が進んだコクピットを採用しているが、2028年モデルでは操作系そのものを整理することになりそうだ。
さらに新しいデジタルインストルメントクラスターや、形状を微調整したダッシュボードも確認されている。一方、ステアリングホイールなど主要コンポーネントの多くは現行型から引き継がれるとみられる。
つまり今回のフェイスリフトは、外から見れば「どこが変わった?」という程度でも、運転席に座れば違いが分かる改良となる可能性がある。
パワートレーンについては、現時点で大幅な変更を示す情報はない。
ポルシェはこれまでもモデル途中の改良で出力や効率を引き上げてきたことから、2028年型でもエンジン車の小幅な出力向上や、プラグインハイブリッド(PHEV)のEV航続距離延長などが予想される。
現在の米国仕様パナメーラは7モデルを展開。ベースモデルは2.9L V6ツインターボを搭載し、最高出力353ps、最大トルク498Nmを発生する。0-96km/h加速は最短4.8秒、最高速度は272km/hだ。
ラインナップの頂点に位置する「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」は、4.0L V8ツインターボにモーターと25.9kWhのバッテリーを組み合わせるPHEVだ。システム最高出力は782ps、最大トルク998Nm。0-96km/h加速は2.8秒、最高速度は325km/hに達する。
2028年型パナメーラは、外観を大きく変えるのではなく、細部のリファインとコクピットの刷新に重点を置く可能性が高い。なかでも、物理スイッチを減らしてタッチ操作を増やすとみられる新センターコンソールは、今回の改良を象徴する変更になりそうだ。











