Fiat Grande Panda Hybrid
自分なりのモノサシとして

フィアットはBセグメントコンパクトハッチバック「グランデ パンダ ハイブリッド」の日本導入を発表した。1980年代に登場した初代パンダをオマージュし、コンパクトなボディとシンプルな造形、機能性を重視したデザインを現代的に再解釈したという。
フィアットはこれまで「500(チンクエチェント)」「600(セイチェント)」「パンダ」など、日々の暮らしをもっと楽しく、自分らしく楽しめるクルマを供給してきたが、今回も「自分なりのモノサシ」として、シンプルで実用的なクルマを用意したという。
30km/h以下で最大約1kmのEV走行可能

プラットフォームは同じくステランティスグループで先日、日本に導入された「シトロエン C3エアクロス」と同じく「スマート・カー・プラットフォーム(Smart Car Platform)」を採用。ボディサイズは全長4010mm、全幅1765mm、全高1585〜1630mmというBセグながら、大人5名が快適に過ごせる居住空間を確保したという。
パワートレインは、ステランティスグループ内で多数採用されている1.2リッター直列3気筒ガソリンターボ(最高出力100PS、最大トルク205Nm)に、48Vリチウムイオンバッテリー、電気モーター(同15kW〈20PS〉、同51Nm)の組み合わせだ。トランスミッションには6速eDCTを採用。発進時、BEVのようにモーターだけで走り出す「e-ローンチ」を備え、条件が整えば30km/h以下で最大約1kmの電動走行できる。
初代パンダの機能美を現代に

デザインはイタリア・トリノのチェントロ・スティーレが担当。1980年に登場した初代パンダの機能美と遊び心を現代的に再解釈した。初代パンダを手がけたジョルジェット・ジウジアーロの思想を受け継ぎ、シンプルな造形と合理的なパッケージングを現代的に再構築した。
前後ドアパネル下部の「PANDA」と書かれたプレス加工や、リヤの「FIAT」ロゴなど、ブランドのルーツを感じさせるディテールを採用。LEDヘッドライトは機能を優先しながら、1980年代のビデオゲームを彷彿させる遊び心を加えた。ボディカラーはリモーネイエロー、アクアアズール、シネマブラック、ジェラートホワイトの4色が用意される。
パンダから連想させる素材も

インテリアは初代のポケット状ダッシュボードを現代的にアレンジし、収納とデザインを融合。メーターパネルやセンターディスプレイ周辺を、フィアットの象徴とも言える楕円テストコースを屋上に持つ旧リンゴット工場兼研究所の建築から着想を得たデザインにしたり、上級グレードでは竹繊維を含むテキスタイルをダッシュボードに採用するなど、サステナビリティもデザインの一部として表現している。竹はもちろん車名のパンダから連想させるものだ。
大人5名が乗車できる室内空間に加え、プレゼンテーションでは通常時412L、後席格納時最大1366Lのラゲッジ容量を誇る。コンパクトな外寸に対して積載性を重視したパッケージングは、初代パンダから続く「限られたサイズの中で空間を最大限に活用する」という設計思想の表れだ。
PHOTO/GENROQ


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