第23回
藤田エンジニアリング
昨年はFD3S RX-7とSE3P RX-8の2台体制で参戦した藤田エンジニアリング。サイドポート×ターボスマート TS-1 6262タービン仕様のRX-7は56秒793、ノーマルエンジン×HKS GT27040スーパーチャージャー仕様のRX-8は1分1秒380をマークした。
今年はFD3Sをブラッシュアップして参戦予定だが、2台目は未定とのこと。なおRX-8に装着したスーパーチャージャーは、そのままボルトオンキットとして販売中。好評で、カスタマー車両への装着も進んでいる。
昨年の様子はこちら
TIME 56.793
DRIVER 勝木崇文
CLASS オープン-FR
TIRE ADVAN A050 G/S 295/35R18

■車両重量 1141kg
■最高出力 580ps/7500rpm ■最大トルク 60kg-m/6500rpm
■サイドポート加工
■FC3S圧縮比8.5ローター
■FEEDスチール3分割アペックスシール
■ターボスマート TS-1 6262タービン
■HKS GTⅡウエストゲート
■1000ccインジェクター×4
■295L燃料ポンプ×2
■FEED 3層インタークーラー/3層ラジエーター
■HKS エアクリーナー
■FEED エキマニ/ワンオフフロントパイプ/Sonic TiRマフラー
■HKS F CON V Pro3.4/EVC7MR
■OS技研 FR-6シーケンシャルトランスミッション
■FEED 1.5way L.S.D.
■ファイナル4.4
■FEED 車高調サスキット(サスペンションプラス F 18kg/㎜ R 19kg/㎜)
■FEED Ver.2キャリパー(F 4POT)
■ADVAN Racing GT BEYOND(18×11J inset 30)
■アフラックス Ver.2フロントバンパー/GT3キット/軽量ボンネット
ラジアルでの目標を達成してセミスリックでのアタックに移行

97年式のⅣ型をベースとしたFEED AFFLUX GT3。デビューから約10年だが、シーズンごとにアップデートが施されパフォーマンスは確実に向上している。

エアコン、オーディオ、内装は残した状態でタイムを追求するが、外装素材の変更をはじめ1141kgまで軽量化。13Bはサイドポート仕様の究極となるStage5splだ。タービンはより低速から立ち上がり、軽量なターボスマートTS-1 6262に昨シーズンから変更。

そして、今シーズンはA052からセミスリックタイヤのA050にチェンジ。サスセッティングも一新で臨む。「ベストタイムの1本目はユーズドのG/Sコンパウンド。A1装着の2本目が勝負の予定でしたが、路面コンディション的に無理だったのが残念。しかし、55秒台への手応えは感じました」と勝木崇文。

FC3S用低圧縮ローターを組み込み、サイドポートをSpec5 spl仕様で加工。ターボスマート製タービンは優れたブーストの立ち上がりに加え、約5kgの軽量化も実現。タイヤはA050で、G/Sと新型のA1を用意。扁平率も30と35でマッチングを探っていた。フロントの4POTキャリパーはピストン径を見直したVer.2だ。


この仕様でのメンテナンスは?
→徹底的な自己管理が重要

「REは定期的なオーバーホールが必要ですが、純正部品の価格改定で高額になります。ブームの影響で購入を検討している人も多いですが、以前は50万円レベルのクルマがいまは200万円以上という相場。
素性がわからない個体はすべてに手が掛かると思ったほうが賢明です。好調を維持するには徹底的な自己管理が重要。FD3Sはブッシュ類の劣化も要チェックです」(フジタエンジニアリング 藤田儀晴代表)
藤田エンジニアリング SE3P RX-8 仕様とタイム
TIME 1’01.380
DRIVER 勝木崇文
CLASS オープン-FR
TIRE ADVAN A050 G/S 295/30R18

■車両重量 1256kg
■最高出力 340ps ■最大トルク 30kg-m
■HKS GTⅡ7040スーパーチャージャー
■HKS GTⅡウエストゲート
■850ccインジェクター×4
■295L燃料ポンプ
■FEED 3層インタークーラー/3層ラジエター
■HKS エアクリーナー
■FEED エキマニ/マフラー
■HKS スポーツキャタライザー
■LINK フルコン
■1、2速クロスギヤ
■エクセディ フライホイール/クラッチ
■FEED 2way L.S.D.
■ファイナル4.7
■FEED 試作車高調サスキット
■FEED ブレーキキャリパー(F:4POT+332Φローター)
■ADVAN Racing GT BEYOND (18×10J inset35)
■アフラックス フロントアンダーボード(試作)/GTウイング
スーパーチャージャーを装着 A050 A1コンパウンドも試す!

「エイトに唯一足りないのが速さ。その解決策となるのがこのスーパーチャージャーキット。筑波は初走行ですが、市販に向けての最終テストも兼ねています」と藤田儀晴代表。

HKS GT2-7040を核としたオリジナルキットは、低抵抗で直線的なパイピング。エンジン本体には手を加えないボルトオンで、約340ps(ブースト0.7㎏/㎠)を得ることができる。
もっとも、燃料系の強化はマストで、セカンダリーインジェクターと燃料ポンプを大容量化。フルコンピュータのLINKも含めての構成となる。

「パワー感はFD3Sのブーストアップのイメージで乗りやすい。1分0秒台が目標でしたが、軽量化なしで1分1秒台はまずまず。パワー的にタイヤは265/35R18、足まわりの煮詰めとファイナル変更でさらにタイム短縮できます」と社員ドライバーの勝木崇文は語る。

ノーマルの13B-MSPにスーパーチャージャーをボルトオン。プライマリーインジェクターはノーマルで、セカンダリーを1150ccに変更。
後期型のデモカーはLINK制御だが、前期型はハルテックプラグインでの制御が可能だ。



オリジナル車高調キットは試作品。A050は1本目がユーズドGS、2、3本目はユーズドA1だった。タイムは1本目のもの。
この仕様でのメンテナンスは?
→徹底的な自己管理が重要
「相場は上昇しつつも、価格を含めてREのエントリー車として魅力です。前オーナーがしっかりエンジンを回していたかで、コンディションの差が大きい。
FD3Sより新しい分、ボディや足まわりはしっかりしていますが、サーキットで走りを楽しむならサスブッシュのピロボール化がオススメ。
基本のオイル類はもちろん、定期的なメンテナンスをしっかりオーナー自身が管理すべきです」(フジタエンジニアリング 藤田儀晴代表)
■フジタエンジニアリング
大阪府堺市東区八下町1丁82-1
TEL072-258-1313



