“自然なのに本気” BBS履きで魅せるカッコ可愛いキャンバス

丸みを帯びた可愛らしいデザインで人気を集めるダイハツ・ムーヴキャンバス。ファッション性の高さや使い勝手の良さから女性ユーザーにも支持される1台だが、りほさんのキャンバスは、そんな“可愛い軽カー”というイメージをいい意味で裏切ってくれる存在だ。

コンセプトはズバリ、「カッコ可愛いムーヴキャンバス」。

一見するとシンプルで自然体。しかし、よく見ると足元には往年の名作BBS-RSをセットし、ボディは極限まで低くセットアップ。しかもその低さは、エアサスによって生み出された本格仕様。派手に見せるわけではないのに、しっかり存在感がある。その絶妙なバランス感覚こそ、この1台最大の魅力となっている。

もともとは日常使い用として購入したというキャンバス。当初はカスタムする予定はなかったそうだが、走行距離が1万kmを超えた頃、「やっぱりイジりたい」という気持ちが。実はご主人がVIPセダンをベースに本格的なカスタムを楽しんでいたこともあり、その影響もかなり大きかったという。

ただし、目指した方向性は単なる派手仕様ではない。「ガチガチにカスタムしているけど、一見するとノーマルっぽくも見える自然なスタイル」。その難しいテーマを形にするため、細部まで試行錯誤を重ねながら作り込んでいった。

そして、その主役となったのがBBS-RSだった。

ご主人のVIPセダンでもBBSを履いていたことから、「軽自動車でBBSを履いたら絶対カッコいい」と考えていたそう。しかし、現在は15インチの4H-100設定が生産終了。中古市場でも数が少なく、理想のサイズはなかなか見つからなかった。

そんな中、オークションサイトを探し続けてようやく出会ったのが現在装着している1セット。15インチという条件は理想的だったが、6.5J+34というサイズ感は、そのまま装着すればフェンダーからはみ出す可能性が高かった。それでも、「次に出会えるかわからない」と即決したという行動力も実に印象的だ。

どうすれば自然に履きこなせるかを考え抜き、リアにはジェーライン製アクスルキットを導入。さらにフロントはキャンバーボルトと長穴加工を施し、前後とも絶妙なキャンバーセッティングを実現。それによって、ギリギリではみ出しそうなタイヤ&ホイールを自然にフェンダー内へ収めることに成功した。

さらに低車高化の要となるエアサスにはエアフォースを選択。しかし当時、ムーヴキャンバス用エアサスを設定するメーカーはほとんど存在していなかった。

そんな中、通っていたショップから「エアフォースなら相談できるかも」と提案を受け、実際にメーカー担当者がショップへ来店。現車確認を行いながらセッティングを進め、結果として“ムーヴキャンバス用エアサス第1号車”として製作されることになったという。

つまり、りほさん号をきっかけに、エアフォースではムーヴキャンバス用エアサスが正式ラインアップ化されたというわけだ。

シンプルだけど、ちゃんと低い。可愛いけれど、しっかり本気。派手さだけに頼らず、センスと完成度で魅せるムーヴキャンバス。その自然体なスタイルには、多くの人が惹き込まれていた。

DAIHATSU MOVECANBUS(令和6年式)
サイドステップが地面に着地寸前のローフォルム。可愛らしいスタイリングが特徴的なムーヴキャンバスがみせる異次元のスタイルは、そのギャップ感に驚かされる。
ご主人と2人で様々なネットオークションを常にチェックして探したというBBS-RS。軽自動車用の15インチは、中古市場でもなかなか見つからないレアサイズで見つけときは速攻で購入を決断したそう。
OWNER/りほさん

SPECIFICAIOTN
⚫️ホイール:BBS-RS(15×6.5+34)⚫️タイヤ:(165/45)⚫️サスペンション:エアサス=エアフォース⚫️チューニング:リアアクスル=ジェーライン

【第29回 春のドレスアップミーティング♩】
期日:2026年4月12日(日)
場所:ふじてんスノーリゾート
主催:エルティード

PHOTO:秋元栄二郎

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