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“面白そうだからやる!” 自由すぎる発想で作り込んだキャリイに度肝を抜かれた

軽トラックのカスタムがいま注目を集めている。アプローチやその楽しみ方は様々だが、自由すぎる発想で作り込まれたこのキャリイは、とにかく見所が満載!!

低く構えたローフォルムに、ワイドなブリスターフェンダー。そしてフロントフェイスは、まるでミニサイズのハイエース。軽トラックというカテゴリーを完全に飛び越えた異次元のスタイルに、多くの人が足を止めていた。

オーナーである大木さんがキャリイへ乗り始めて、気付けば15年。当初は軽くカスタムを楽しむ程度だったそうだが、仲間やショップとの交流を通じて徐々にカスタム熱が加速。いつの間にかイベントへエントリーするようになり、現在のようなフルカスタム仕様へと進化していった。

その作り込みは、とにかく情報量が凄い。

まず目を奪われるのがフロントフェイスだ。ヘッドライトとグリルには、200系ハイエース3型用を流用。そこへギブソン製フロントバンパーを組み合わせることで、“ミニハイエース”とも呼びたくなる独特の表情を完成させている。

さらにワイド化されたブリスターフェンダーの奥には、SSRプロフェッサーMS3の17インチをセット。フロント7J−1、リア8J−14という強烈なサイズを履きこなし、軽トラとは思えない迫力ある足元を実現している。

しかし、このキャリイ最大の衝撃ポイントは別にある。それが、荷台延長加工だ。

なんと荷台部分を後方へ15cm延長しロングボディ化。さらにアオリ部分もワンオフ加工で1cm高さを追加し、軽トラック特有のコンパクト感を大胆に払拭している。

しかも、その荷台にはワンオフ製作されたトノカバーを装着。ただのカバーではなく、内部にはイベント用ショーボードを収納し、可動式アームによって後方へ展開するギミックまで搭載されている。

まるでショーカーの展示システムのような構造だが、遊び心だけでは終わらない。

荷台前方にはダイコック製サブウーファーをインストールし、大迫力のオーディオシステムを構築。イベント会場では視覚だけでなく、サウンド面でも強烈な存在感を放っていた。

さらに室内も徹底的に作り込まれている。

コクピットは大胆に1シーター化。助手席部分にはアンプ3基をレイアウトし、“魅せるオーディオインストール”を実践している。スパルコ製ステアリングや張り替えシート、ワンオフフロアマットなど、細部まで抜かりなしだ。

そして、まだ終わらない。

実はこのキャリイ、ルーフをチョップド加工されている。車高だけでなく、ルーフ高そのものを低く見せることで、より独特なシルエットを獲得。しかも後付けサンルーフまで追加し、後方にはウイングも装着されている。

さらにドアミラーは、左右上下を逆転させて装着。普通なら「なぜ?」となる加工だが、このクルマに関しては“不思議と成立してしまっている”のが面白い。

では、ここまでやる理由は何なのか。

「いや、面白いし、やったら楽しそうでしょ(笑)」

大木さんはそう笑う。

性能アップや実用性だけがカスタムではない。“自分が楽しいと思えることを本気でやる”。そんな自由な発想と遊び心がこのキャリイには詰め込まれている。

SUZUKI CARRY(平成23年式)
200系ハイエース用のカスタムヘッドライトを移設したフロントフェイス。大胆な開口部が特徴的なフロントバンパーも含め、もはやキャリイの面影はほとんどない。
キャリイの純正タイヤ&ホイールは14インチ。ブリスターフェンダーの製作によって3インチアップの17インチホイールを履く足元は迫力満点。
天井上部をカットし製作するチョップドルーフは、全高を低くすることで車高を低く魅せるアプローチのひとつ。後付けのサンルーフやウイングも追加することで、より個性的なスタイルに。
よく見るとドアミラーの形状もちょっと違う。実はこれ、純正ドアミラーを左右上下逆にして設置している。「意味はないけど、面白いでしょ(笑)」と大木さん。
延長加工された荷台にはイベント用のショーボードが収納されている。ワンオフで製作された可動式アームによって、ショーボードが後方へ向かって飛びしてくるよう設計されている。
真っ白にコーディネイトされたコクピットもユニークなカスタムが満載。1シーター化に加え、助手席部分にはパワーアンプ3枚を背面部分へオリジナルのラックを製作してレイアウトされている。
OWNER/大木さん

SPECIFICAIOTN
⚫️ホイール:SSR・プロフェッサーMS3(17×7.0-1/8.0-14)⚫️タイヤ:ナンカン(165/35,185/35)⚫️エクステリア:F=ギブソン、S/R=ラストステーション加工、ヘッドライト/グリル=ハイエース3型用加工、ウイング/オーバーフェンダー=ワンオフ、チョップドルーフ、荷台延長(15cm)&サイクルフェンダー加工、ドア短縮加工&ドアノブスムージング⚫️インテリア:ステアリング=スパルコ、シート=張り替え、フロアマット=ワンオフ⚫️サスペンション:エアサス=ボルドワールド⚫️チューニング:マフラー=ワンオフ、稼働ベッド⚫️オーディオ:ヘッドユニット=カロッツェリア、スピーカー=ダイコック

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