ロードスター12Rにオプション設定されるA-RMチタニウムモデルを展示

マフラー大手のフジツボは早くも12Rを展示。マツダスピリットレーシングロードスター/同12R用A-RM Tiマフラーの登場だ。

素材はフルチタンで、おもに中高回転のパワーと軽量化を狙ったモデルになる。交換箇所は、車両後部のサイレンサーとテールで構成されるリアピース部分だ。パイプ径はφ60.5、テールがφ94ラウンドスラッシュのシングル出し。
サイレンサーは小型の砲弾タイプがふたつ備わる。重量は純正の11.9㎏に対して5.3㎏と半分以下で、オーバーハングがグンと軽くなる。テストでは最高出力5.8ps、最大トルク0.5㎏-mの向上が確認された。

しかも、最大トルクにはノーマルより1000rpm低い3989rpmで到達。サウンドは排気のバイパス路を設け、フジツボが凝ったポイント。近接排気騒音はノーマルの90dBに対し、89dBと抑えられ、しかし、アクセルを踏み込めば、エンジン回転の上昇にともなってスポーツサウンドが味わえる。
まさにAR-M Tiはライトウエイトでトルクフルな2ℓ自然吸気エンジンが載る12Rをはじめ、ロードスターにぴったり。ショップに加え、ディーラーでも販売(一部除く)。価格は38万5000円。ショップで購入の場合、1万3200円アップでBGテール(発色)の選択もできる。
STI NBR CHALLENGE号も展示 ニュル24Hレースを戦いきるFUJITSUBOチタン技術の象徴

国内ではスーパー耐久、海外ではニュルブリンク24時間耐久レースなど、レース用エキゾーストの開発・供給も行っている。とくにニュルは1周が約25㎞で、排気系には想像を超える負荷が掛かる。
STIのNBRチャレンジに長く携わり、エンジン性能、軽量化、耐久性の進化に技術を投じてきた。実車とともに昨年実戦で使用したターボ用エキマニ、チタンマフラーを展示。
FD3S・FL5・RZ34用新作マフラー情報

FD3S用レガリスRはΦ65のメインパイプ径で、常用回転域のトルクアップ、高回転域の排気効率アップが得られる。テスト車両を用いて13B-REWエンジンに合わせ込んだ仕様で発売予定。

FL5シビックタイプR用のA-S。ストリートに有効なパワー特性とサウンド、スタイルの三要素を備える。テールピースタイプでメインパイプ径がφ65、テールエンドがφ101.6スラッシュのW出し(チタニウムフィニッシャー標準装備)。重量はノーマルより2.8㎏減の8.9㎏。交換はノーマルのメインパイプを途中で切断し、スリップジョイントで接続。
テストでは最高出力が6.3ps、最大トルクが2.2㎏上昇。近接排気音量はノーマルの83dBに対して88dB。税込み22万5500円で2026年5月8日より販売中。

RZ34フェアレディZ用A-RMチタニウムモデル
RZ34にはA-RMのチタニウムモデルを準備中。フロントの連結管以降を交換し、レイアウトは出口までが左右独立のフルデュアルマフラーになる。メインパイプ径はφ65、テールエンドがφ101.6スラッシュ(チタン)。
テストデータでは最高出力で7.7ps、最大トルクで1.2㎏-mアップ。重量は純正の18.6㎏に対して8.16㎏。税込み49万2800円で発売予定だ。
金属3Dプリンターで精密な構造を実現! チタンに続きインコネル素材の活用も推進!

FUJITSUBOではこの機械のために専用の部屋を用意。専門の技師が作業を行う。
FUJITSUBOではSLM 280 3D金属積層造型システムを導入。金属粉をレーザーで溶かして固めるパウダーヘッド方式で、細かいレーザー光の照射により、精密な構造をつくり出すことができる。すでにさまざまな用途で活用中。
また、素材としてはインコネルでの製品開発を進めている。硬くて耐熱温度が高いため、薄くできる利点がある。F1などは0.7mm厚の世界だ。R35用は開発済み。STIのニュル車両のエキゾーストの一部にも使っていて、2年間ノントラブルだ。

金属粉をレーザーで溶かして固めるパウダーヘッド方式。細かいレーザー光の照射で、細部まで精密につくり込むことができる。途中段階でもそれがわかるだろう。
VVVが進化! 可変バルブをリニューアル

VVV(ヴィダブリュ)は、マフラー内部に排気経路を制御するバタフライバルブを内蔵。走るシチュエーションに合わせてエンジン特性、音質・音量をリモコンや車両に備わる可変モードで切り替えられる。バルブを開くとエンジンパワーがより引き出せ、音量や音質もスポーティになる。閉じると低速トルクが充実し、音量や音質もソフトに。もちろん、保安基準適合で、人気のアイテムだ。
今回はバタフライバルブのアップデートが施され、東京オートサロンでの初公開となった。自社でバルブシステムを設計・開発したのだ。エンジンの高出力化は加速する一方で、温度と排出量からバルブも熱などの影響を多く受ける。解析を掛けて、熱がどう伝わっていくか? そのときの軸の動きはどうなるか? 熱変形は? など、徹底的に検証。バルブ開閉の精度、作動性、耐久性を格段に引き上げた。
国内生産で、ボディには『FUJITSUBO』と『EXHAUSTSYSYTEM』の鋳出しロゴが入る。システム全体の強度を高めながら、軽量化も遂げている。バルブ径はφ70とφ60.5があり、VVVの車種展開に合わせ、そのサイズも増やしていく。既存のVVV設定車種用から自社製バルブ装着のニューモデルに切り替えていくが、まずは2月下旬にGRヤリス用、3月に、問い合わせが多いFK8シビックタイプR用を発売。





VVVは純正バルブを流用しないため、排気の通路も大径が確保できる。新しいタイプのバタフライバルブは、開閉の軸となるシャフトが半分に変更され、より信頼性、耐久性を高めた。

■藤壺技研工業 TEL 055-998-0130 https://www.fujitsubo.co.jp






