タイムで証明するショップがGR-Fourモデルを本気で仕上げる!
筑波アタックで培った技術をユーザーカーにフィードバック!
ストリートチューンからタイムアタックまで幅広く手掛けるクレイブ。その実力は、FA24型エンジンに載せ替えたZC6型BRZで筑波サーキット59秒1を記録した実績からも明らかだ。パワーに頼るのではなく、軽量化や足まわりのセットアップによってタイムを削り取る手法は、同社の大きな武器となっている。
また、FL5型シビックタイプRでも好結果を残しており、その技術力は折り紙付き。そんなクレイブが現在、特に力を入れているのがGRヤリスとGRカローラの開発だ。

まず紹介するのは、2024年式をベースとしたGRヤリス。コンセプトは、クレイブが一貫して掲げる「ストリート+α」だ。日常域での扱いやすさを維持しながら、ワインディングやサーキットでは確実に速さを引き出せるパッケージを目指している。
デモカーは、あえてユーザーに近い仕様から開発をスタート。ストリートユースを前提にサーキットでテストを重ね、多くのユーザーが参考にできるチューニングメニューを展開していくという。



フロントまわりには、オリジナルフロントリップ(7万8100円〜)とディフューザー(11万3300円〜)を装着。いずれも単なるドレスアップパーツではなく、アンダーパネルと一体成形することでフロア下面のフラット化を実現している。ディフューザー本体にはアップスイープ形状も採用。タイヤ前方から後方へと空気をスムーズに流すことで、高速域での安定性向上を狙っている。

リヤには、全幅1475mmのオリジナルGTウイングを装着。FL5型シビックタイプRでも高い実績を残している翼断面を採用し、保安基準に適合しながら十分なダウンフォースを発生させる設計だ。価格はクリア塗装済みで27万2000円となる。

排気系には、競技用オリジナルマフラー(13万5000円)を設定。メインパイプ径は70φで、ドルフィンテールを採用する。低〜中回転域のトルクを重視しながら、高回転域での伸びも確保。ストリートからスポーツ走行まで幅広く対応できる特性を目指している。
そして、クレイブ最大の武器ともいえる足まわりも抜かりはない。スピリットと共同開発したオリジナル車高調は、減衰力やスプリングレートを最適化したうえで、295サイズのタイヤにも対応できる設計を採用。ナックルブラケットを延長してストラット内側のクリアランスを確保し、18×10.5Jホイールと265/35R18タイヤの組み合わせを基本としながら、さらなるグリップアップにも対応できる余裕を持たせている。

デモカーにはBRIDE製フルバケットシートも装着。今後はOS技研製LSDの導入も予定しており、実戦を見据えた開発が着々と進められている。



一方、GRカローラも導入されたばかりながら、すでに開発がスタートしている。ベース車両には8速ATではなく6速MTを選択し、ステアリングとシートも交換済み。今後はGRヤリスで得たノウハウを投入しながら、フロントリップやディフューザー、GTウイング、競技用マフラーに加え、サスペンションの開発も進めていく予定だという。
タイムアタックで結果を残してきた技術を、一般ユーザーが楽しめるストリートチューニングへと落とし込む。それがクレイブのスタイルだ。GRヤリスとGRカローラという2台のGRモデルが、今後どのような進化を遂げるのか。その動向から目が離せない。
●問い合わせ:クレイブ 福岡県北九州市小倉南区上曽根新町13-10 TEL:093-471-1311
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