ボディ・足・駆動系を総合強化!

走りの質感まで追求したトータルメイク

サスペンションやボディ補強、LSDなどを中心に、数多くのモータースポーツシーンを支えてきたクスコ。GRシリーズも主力開発車種のひとつに位置付けており、GRヤリスGEN2に対してもストリートからサーキットまで対応する豊富なパーツをラインアップしている。

今回試乗したデモカーは、DAT仕様のGRヤリスGEN2がベース。エンジン本体はもちろん、吸排気や冷却系まで含めて完全ノーマル仕様としているのがポイントだ。あえてパワーアップは行わず、サスペンションやボディ補強、駆動系パーツによるシャシー性能の向上を体感できる仕様に仕上げられている。

足まわりには『スポーツS』車高調を装着。放熱性に優れた大容量単筒式ダンパーを採用し、サーキットでの高いパフォーマンスとストリートでの快適性を両立したフルスペックモデルだ。

24段の減衰力調整機構を備え、フロントはキャンバー調整式ピロアッパー、リヤは強化ゴムアッパーを採用。ブルースプリングはフロント7kg/mm、リヤ8kg/mmに設定され、スポーツラジアルタイヤとのマッチングも重視している。

ボディ補強で特に注目したいのが、アイシン製の特殊制振ダンパー『S-MCB(スモール・モーションコントロールビーム)』を組み込んだストラットバーだ。高剛性パイプとS-MCBを組み合わせることで、単なるボディ剛性アップだけでなく、走行中に発生する微振動やノイズを効果的に抑制。試乗車には快適性を重視した1000タイプが前後に装着されていたが、クルマ全体の一体感や上質感の向上は想像以上だった。

さらに、フロントメンバー用パワーブレースや、室内に装着するシートレールプラスも追加。いずれもボルトオン装着ながら縦横方向の剛性を高め、ボディのねじれを抑えることでサスペンション本来の性能を引き出している。

駆動系では、スポーツ4WDの性能を最大限に引き出すため機械式LSDを投入。DAT仕様のデモカーはフロントにGR純正1ウェイLSD、リヤにはタイプRSの2ウェイ(45度/45度)を組み合わせる。街乗りでの扱いやすさを損なうことなく、スポーツ走行では確実なトラクション性能を発揮するセッティングだ。

足元はエンケイNVR5(9J×18+42)に、ポテンザRE-71RS(235/40R18)を組み合わせる。ブレーキパッドはウインマックスAP3へ変更し、制動性能も強化されている。

クスコの小山さんは、「GRシリーズは当社の主力開発車種のひとつです。GRヤリスも前期・後期を問わず、ストリートから競技まで対応する幅広いラインアップを展開しています。特にスポーツシリーズ車高調は、走りを重視するユーザーから高い支持をいただいています」と話す。

そして、実際に峠で試乗したターザン山田も高い評価を与えた。

「以前乗った6速MT+RE-12D仕様のGRヤリスは少しピーキーな印象だったけど、このDAT仕様は安定感があってすごく乗りやすい。今回のコースなら減衰は前後9段戻しがベストだったね。それと印象的だったのがS-MCB付きストラットバー。単に剛性が上がるだけじゃなく、タイヤの接地感がめちゃくちゃ伝わってくる。クルマとの対話がしやすくなっている感覚があったよ」。

派手なパワーチューンではなく、クルマ本来のポテンシャルを最大限に引き出す。サスペンション、ボディ補強、LSDというクスコの得意分野を徹底的に磨き上げたこのGRヤリスGEN2は、まさに「シャシーで速くする」という同社の哲学を体現した一台と言えるだろう。

●問い合わせ:キャロッセ TEL:027-352-3578

「GRヤリス&GRカローラの潜在性能を引き出せ!」クスコはボディ補強・足回り・駆動系パーツを多数展開

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