業界人コラム 陸上自衛隊の新装備「25式高速滑空弾」は何がスゴイのか? 迎撃困難な理由を解説【写真・5枚目】 6月7日の富士総合火力演習で公開された25式高速滑空弾。巨大なランチャー2本を垂直に立ち上げ、発射姿勢をとっている。最大射程900kmに達すると言われており、これまでにない長射程ミサイルだ(写真/筆者) 総火演で公開された25式高速滑空弾。発射車両のほか、指揮統制車両や弾薬運搬車両などで部隊を構成する(写真/筆者) 極超音速滑空体(HGV)は、ブースターで打ち上げる点は弾道ミサイルと一緒だが、ブースターを分離した後、大気圏上層を滑空飛翔する(AIによる作図) 弾道ミサイルと巡航ミサイルの軌道。弾道ミサイルの飛翔は3段階に分かれている。ブースターで宇宙に向けて加速される「ブースト段階」、宇宙空間を飛翔する「ミッドコース段階」を経て、大気圏に再突入し目標に向けて落下する「終末段階」だ。ブースターの燃焼が終了した後は、慣性によって飛んでいくので、大きな軌道変更はできない(AIによる作図) 25式高速滑空弾の発射試験。先端のやや細く、翼のある部分が「滑空体」であり、その下の太い円筒はブースターだと思われる(写真/防衛装備庁) 弾道ミサイル(青線)とHGV(黄色線)の軌道の違い。打ち上げ後は慣性により単純かつ平面的な軌道で目標に向けて落下してくる弾道ミサイルと違い、HGVは滑空飛翔により複雑な軌道を描くことができる(アメリカ会計監査院作図) この画像の記事を読む