トヨタのクルマは、頭文字が「C」のネーミングを持つものが多い。フラッグシップのセンチュリーを筆頭に、クラウン、カローラ、カムリなどなど。なぜなんでしょうか? 理由はよくわからないけれど、とりあえず思い出せるだけ思い出してみました。


CENTURY(センチュリー)

なぜCで始まるのか? その理由は……わからない!

昔からトヨタの車名には「C」から始まるものが多い。センチュリー、クラウン、コロナ、カムリ、カローラ……記者が小学生の頃(昭和50年代です)、父親に「トヨタのクルマの頭文字はCなんだ」と教えられ、なんだかものすごいことを知ってしまったような、大人の知識を得たような気がしたものだった。 では、なぜトヨタのクルマはCを頭文字に持つことが多いのか? これについては、「クラウンが売れ、コロナも売れたから、ゲンを担いで車名の頭にCをつけるようになった」という説が有力ではあるが、実際のところはよくわかっていない。 何度かトヨタの人(広報担当者や開発者など)、販売店の人とこの話題になったことがあるが、明快な答えが返ってきたためしがない。


CROWN(クラウン)

まぁ、こういうのは少々謎めいていた方が面白い、という見方もある。トヨタのほかにも、たとえばロータスはほぼすべての車種が「E」で始まるネーミングを持つが(セブンは例外のように思えるかも知れないが、あれはロータス伝統のタイプナンバーをそのまま車名にしたもので、それはそれで伝統に則っているのだ)、これも本当の理由は明らかにされていない。 Cで始まるトヨタ車や、Eで始まるロータス車について、思いつくまま挙げてみたり、その理由を自分なり考えたり、それを酒でも酌み交わしながら論じたりするのも粋ではないか。


CAMRY(カムリ)

そんなことを考えていたら、とりあえず思い出せるだけ思い出してみたくなったので、ここに列記してみよう。 CENTURY(センチュリー) CELSIOR(セルシオ) CROWN(クラウン) COMFORT(コンフォート) CLASSIC(クラシック) CHASER(チェイサー) CRESTA(クレスタ) CRESSIDA(クレシーダ) CAMRY(カムリ) CELICA(セリカ) CORONA(コロナ) CARINA(カリーナ) CALDINA(カルディナ) CURREN(カレン) COROLLA(カローラ) C-HR CARIB(カリブ)※正式名はスプリンター・カリブ CORSA(コルサ) CYNOS(サイノス) CAMI(キャミ) COASTER(コースター) CAVALIER(キャバリエ) CERES(セレス)※正式名はカローラ・セレス CIERO(シエロ)※正式名はスプリンター・シエロ CYPHA(サイファ)※「Will」ブランドで販売 以上、25種類だった。コロナ・マークⅡとか、クラウン・マジェスタとか、ほかの単語と組み合わされて別のモデルになる場合もあるので、車種の数はもっと多くなると思われる。 「まだまだあるじゃないか!」という方は、facebookのMotor-Fan.jp公式ページまでお知らせくださいませ。


COROLLA(カローラ)

ちなみに「C」のほかには、「S」で始まる車名も実は少なくない。スープラ、ソアラ、スプリンター、スターレットなど、比較的スポーティな車種はSを頭文字とするネーミングが与えられるケースが多いように思える。これについては、また次の機会に取り上げてみたい。

しかし最近は、残念ながらこの法則が当てはまる車種が減り、とくに21世紀に入ってから(モデルチェンジではなく)新規に登場したモデルでCを頭文字とするネーミングを与えられたのはC-HRくらいしか思い当たらない。 アルファード、プリウス、ヤリス、RAV4……など、Cを頭文字に持たない主力モデルも多い。 ただ、ここへきてセンチュリーやカローラといった伝統的モデルが意欲的なフルモデルチェンジを受け、その存在感を再び強烈に放っているのも事実だ。古くからのクルマ好きにとっては、「C」で始まる車名を持つモデルこそ、トヨタが本気でつくっているクルマのような気がするのだが……まぁ気のせいでしょうね。


アルファードやヴェルファイアなど、頭文字に「C」を持たないネーミングが跋扈するのは、ちょっとさみしい……。