ATは強度に優れたアリスト用に変更!

エアサス投入でドレスアップ要素の強いシャコタンスタイルも実現

最高速全盛期を駆け抜け、古くから2JZ搭載車を得意としてきた千葉県の“J&K”。現在のユーザー層は現行スポーツや輸入車が大多数を占めるものの、2JZチューニングの可能性を求めて遠方から訪れる人も多いという。

今回紹介するGZ20ソアラもそんな中の1台で、J&Kでリフレッシュを兼ねたパワーチューニングを敢行。令和仕様へのアップデートが完了したのである。

オーナーの希望は2JZ-GTEへのスワップ。最高速仕様のような強烈なパワーは必要ないが、ビッグタービンなどで魅せ要素も演出したかったという。

そうした要望に応えるべく、J&KではドナーとしてJZS147型アリストを用意。2JZエンジン本体だけでなく、ソアラ純正よりも強度に優れるATミッションも同時に換装された。これに関しては「当時のトヨタ車に使われていたA340EタイプのATは意外と強いんですよね。モデルは多いのですが、世代が新しくハイパワーエンジンに組み合わされたタイプほど耐久性が高いです。今回はライン圧アップなどの強化を行なって、ATクーラーも導入しています」とのこと。

タービンには、ATとの相性を考えてTD07-25Gを選択。これに最大ブースト圧1.0キロをかけて、480psを発揮させている。なお、20系ソアラはエンジンルームのスペースが狭く、市販されているスープラ/アリスト用のEXマニが使えずタービンのインストールには苦労したそうだ。

ATなどの制御を最適化するために、ECUはハーネスごとアリスト用に変換。マネージメントはF-CON Vプロ3.4に委ねる。

チューニングを阻害するサブスロットルはキャンセル。シンプルなワイヤー制御としている。

高出力狙いでなくトルク型の特性を求めた結果、エキゾーストのメインパイプは70φで設定。デュアルテールはバンパー後方に突き出るようデザインされている。

足回りはPloom製のエアサスをメインに、オーナーが理想とするアウトリップスタイルでセッティング。組み合わせるホイールは17インチのBBS RS(リバレル品)だ。

室内も独特の雰囲気。当時流行した純正のデジパネとナルディクラシックの3スポークステアリングのコンビネーションがノスタルジックな雰囲気を高める。F-CON Vプロは助手席グローブボックス内に設置。

シートは、80年代トヨタのスポーティモデルにはもれなく標準装備されていた8ウェイスポーツ。純正同様のモケット素材で張り替えを実施している。

時間と労力を費やしながらコツコツと進化させてきた美しきGZ20。オーナーの深い愛情はもちろん、バランス重視で仕上げたことがよく伝わってくるハイスペック仕様だ。

●取材協力:J&K 千葉県山武郡九十九里町真亀629 TEL:0475-76-2714

「吠えろ、7Mツインターボ!」継ぎゆく昭和の改造魂、MZ20ソアラに宿る600馬力の咆哮

1980年代を代表する高級スペシャリティクーペ、MZ20ソアラ。その美しい純正スタイルを崩すことなく、心臓部にはTD05ツインターボ化した7M-GTEUを搭載。常用500ps、最大600psを発揮し、300km/hオーバーも視野に入れた究極のグランドツーリング仕様だ。

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