新型RS 5と共通とみられるV6ツインターボとプラグインハイブリッドシステム

アウディが開発を進める高性能SUV「RS Q5」の市販仕様に近いプロトタイプが、ニュルブルクリンクで再び目撃された。ボディの完成度はこれまで以上に高く、量産モデルの姿が徐々に見え始めている。

アウディ RS Q5 新型スパイショット

現行Q5は新世代「PPC(Premium Platform Combustion)」を採用してフルモデルチェンジを果たしたが、その頂点に位置付けられるRSモデルもいよいよ開発終盤へ入ったようだ。

アウディ RS Q5 新型スパイショット

今回のプロトタイプは、従来の開発車両よりカモフラージュが少なく、市販モデル用ボディパネルを装着。ワイドフェンダーや大径ホイール、専用バンパーなど、RSモデルらしい迫力あるスタイリングが確認できる。

フロントには大型シングルフレームグリルと専用エアインテークを採用し、リヤにはRS伝統の楕円形デュアルエキゾーストや専用ディフューザーを装備。細部にはまだ開発用パーツも残されているものの、エクステリアの方向性はほぼ固まったとみられる。

V6ツインターボPHEVで630ps級へ

最大の注目はパワートレーンである。RS Q5には、新型RS 5と共通とみられるV6ツインターボとプラグインハイブリッドシステムを組み合わせた高性能ユニットの搭載が有力視されている。

テスト車両には高電圧車両であることを示すステッカーも確認されており、電動化モデルである可能性は極めて高い。

仮にRS 5と同じシステムを採用すれば、システム最高出力は約630ps、最大トルクは824Nmに達する可能性がある。高性能リヤデファレンシャルや最新の電子制御四輪駆動システムを組み合わせることで、SUVでありながらスポーツカーに迫る運動性能を実現することになりそうだ。

新世代PPCで走りも大幅進化

プラットフォームには最新のPPCを採用する見込みで、シャシー剛性やサスペンション性能も大幅に向上すると考えられる。さらに最新世代の電子制御シャシーや先進運転支援システムも搭載され、日常域での快適性とサーキット走行を両立するモデルへ進化する可能性が高い。

ワールドプレミアは2026年後半から2027年にかけてと予想され、市場投入は2027年以降となる見通しだ。

これまでアウディの高性能SUVはRS Q8がフラッグシップを担ってきたが、RS Q5が加われば、よりコンパクトなボディに630ps級のパフォーマンスを凝縮した新たな選択肢が誕生する。

メルセデスAMG GLC 63 S E PERFORMANCEやBMWの高性能SUV勢に対し、アウディがPHEVという新たな武器でどのような走りを見せるのか、大いに注目される。