熱き4ドアチューンド達がバトルを展開!
スカイライン400R(RV37:13秒172)

スポーツカーで思い切り走ることに、若い頃から憧れていたという川辺さん。しかし、家庭を第一に考えるとなかなか実現できなかったそうだ。還暦を迎え、子育てなどもひと段落したことで、ついに欲しかったクルマを購入。以前から興味のあったECUチューンを施し、今回のドラッグフェスティバルに参加した。

基本的にはノーマルだが、三重県のエスプリに持ち込んでECUの最適化を実施。スピードリミッターを解除し、燃調や点火時期を変更することで、スポーツ走行に適したセッティングとしている。とはいえ、ブースト圧はほとんど上げていないため、出力は450ps程度とのこと。

キャタライザーはノーマルのままだが、マフラーはセンターパイプから交換するHKSスーパーターボマフラーを装着。排気効率が向上したのはもちろん、スポーティなサウンドもお気に入りだという。

インテリアはノーマルをキープ。400Rは純正インテリアの質感も高く、快適性にも不満はないそうだ。
今回で参加は3回目となるが、ドラフェスの楽しさにすっかりハマってしまい、実はR35GT-Rまで増車したという。ただし、2台を同時に走らせることはできないため、どちらで参加するかという贅沢な悩みも抱えているようだ。今後は最年長エントラントを目指し、できるだけ長く参加を続けていきたいと語ってくれた。
マッキナレーシング・インプレッサ(GH8:14秒342)

20年以上前のことになるが、当時はGC8をチューニングし、HKSのドラッグミーティングにも参戦していたという北野さん。このインプレッサは、久しぶりに走りを楽しみたくなって購入した車両だ。整備士としての技術と作業環境を活かし、多くのチューニングやメンテナンスを自分でこなす熱血プライベーターだ。

AVOターボワールド製インタークーラーと柿本改のClass KRマフラーを装着した、吸排気チューン中心のストリート仕様。正確な出力は把握していないものの、カタログ値の250psを少し上回っていればうれしい、というのが北野さんの考えだ。


リヤデフにGDB用の純正LSDを流用しているが、今後はミッションもGDA用に換装し、ローギヤード化することで加速力を高められないかと検討中。サスペンションにはクスコのストリートZERO Aを使用。タイヤは普段履きのフェデラル・アゼニスをそのまま装着して参加した。
やまアルテッツァ(SXE10:15秒842)

3年前にこのアルテッツァを購入したときから、ドラッグレースに出場したいと準備を進めてきたという山崎さん。整備士としてのスキルを活かし、チューニングの大半を自分でこなすプライベーターだ。
今回は、以前から集めていたターボキットなどのパーツを急ピッチで取り付け、ドラッグフェスティバル参戦に向けて車両を仕上げてきた。ただし、まだ暫定的な部分も多く、今後の発展を見据えた状態だという。


タービンにはトラスト製キットのTD04-19Tを採用し、ECUにはLINK G4Xを使用。ブースト圧1.1キロで、300馬力弱を発揮する。
今後は細部の仕上げを進めるだけでなく、ハイフロータービンへの変更やNOSの追加など、用意しているメニューを順次実施しながら参戦を続けていくことになりそうだ。
ちなみに、オイルクーラーが変わった位置に取り付けられているのは、大型インタークーラーをフロントに設置したことで、従来の場所に収まらなくなったため。現状では、エンジンルーム脇に暫定的に配置している。

インテリアにはフルバケットシートや異径ステアリングを装着し、センターにはデフィの3連メーターを配置。走りへの意欲を感じさせる仕上がりだ。ステアリングには、ラインロックの操作用と思われる追加のプッシュスイッチも備わっている。
シードレーシング400R(RV37:11秒396)

スカイライン400Rの発売直後からチューニングに着手し、ドラッグフェスティバルをテストの場として活用してきたシードレーシングのデモカー。国内ではハイチューンの実績が少なく、チューニングメーカーから得られる情報も限られているため、渡航時やウェブなどを通じて、北米を中心とした海外の情報を収集しながら開発を進めてきたという。

心臓部にはZ1レーシング製のVRX80BBというボルトオンタービンを組み込み、出力は約700ps+αを達成。ドラッグレース用燃料を使用すれば、さらにパワーを引き出すことも可能だという。ただし、タービンの性能を最大限に引き出すには、ハイカムの導入など、エンジン本体の強化も必要になると考えているそうだ。

ドラッグレース参戦時のリヤタイヤには、フージャーのDOTラジアル(275/40R17)を装着。空気圧は0.9キロと、かなり低めに設定している。

現在は冷却系の安定化に加え、直噴燃料系のアップデートも進み、課題をひとつずつクリア。純正の電動アクチュエーターを活用しながら大型タービンを制御し、700psオーバーを達成している。タイムも11秒台前半を記録できるようになってきた。
次のステップとして、ATの制御を最適化するとともに、さらなるパワーアップを目指すための見通しも立っているという。今後どこまでタイムを縮めていくのか、楽しみな1台だ。
●取材イベント:DRAG FESTIVAL 2026 WEST Rd.2@CENTRAL CIRCUIT

