ハーレーの予備パーツから始まった異色のカブカスタム

排気量もスタイルもまったく異なるハーレーダビッドソンとスーパーカブ。しかし、長い歴史を持ち、時代を超えて愛され続けてきたという点では共通する部分もある。そんな2台を結びつけたのが、ハーレー好きでもあるオーナーのKNOCKさんだ。
カスタムの始まりは、自身が所有するハーレーの予備パーツをカブへ取り付けてみたことだった。最初にテールランプを交換したものの、それだけでは物足りず、自作のバンパーを追加。すると前後のバランスも気になり始め、3眼ヘッドライトやバイザーまで自作することに。ひとつ手を加えれば、また次の部分が気になる。そんなカスタムならではの連鎖によって、現在の姿へと進化していった。
大きなレッグシールドなどスーパーカブらしい部分は残されているのに、全体から漂う雰囲気はどこかビンテージハーレー的。その絶妙なミスマッチこそ、この車両最大の面白さだ。
3眼ライト&ホイールキャップで重厚感を徹底追求

フロント周りで圧倒的な存在感を放つのが、ボリュームたっぷりの3眼ヘッドライトだ。さらにアルミフレームへアクリル板を固定した小型バイザーもワンオフ製作。あえてビスを見せた無骨な作りが、狙い通りのビンテージ感を演出している。
足周りにはアパッチ製ホイールキャップを装着。スポークホイールを覆う大きな円盤状のパーツによって、ノーマルのカブとはまったく異なる重厚な足元を作り上げた。それでいてレッグシールドとの相性も悪くなく、独特ながらひとつのスタイルとしてまとまっているのが興味深い。

ステップをはじめ、各部にはハーレー用パーツも積極的に流用。既製品を単純に取り付けるのではなく、工作機械を使える職場環境も生かしながら、必要に応じてステーやジョイントを製作するなど、現物合わせで仕上げられている。
88ccエンジンにもハーレー用パーツを投入!

ルックスだけでなく、エンジン周りにも独自のアイデアが盛り込まれている。エンジンはキタコ製キットによって88cc化。キャブレターにはTW200純正を組み合わせ、さらにエアインテークにはハーレー用パーツをジョイント加工して装着している。
マフラーはミニモト製をベースに延長加工。低く構えた車体のフォルムに似合う位置を探りながらレイアウトされ、車体右側を長く伸びるスタイルが全体の雰囲気をさらに強調する。

リヤにはビンテージハーレー用テールランプを加工装着し、その周囲にはワンオフのバンパーを追加。スタッズをあしらったシートスカートなども自作するなど、細部まで世界観を統一している。ハーレーのパーツをただ取り付けるのではなく、スーパーカブという車体に合わせて加工しながら独自のスタイルへ昇華。まさにKNOCKさんだからこそ作れた、唯一無二のカスタムだ。
撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.11」
■日時:2021年11月14日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)
こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!
【モトチャンプ】
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