
角目カブをアーリーアメリカンなスタイルへ
ベースとなったスーパーカブ70の角目デザインをあえて生かし、独自のアメリカンスタイルへと仕立てた佐々木ガレージさん。ボディは自家塗装によるアイボリーバイオレットパールで、そこへHRCをイメージした赤/青のラインをプラス。クラシカルなカラーリングの中にスポーティな要素を取り入れ、独特の雰囲気を作り出している。
さらにハンドルはナロー化し、車体を細く見せながら前後タイヤのボリュームを強調。シートはイベントで購入したものだが、実はこのブラウンの色味に合わせてボディカラーを決めたという。パーツを後から合わせるのではなく、お気に入りのシートを起点に車体全体を組み立てていったのも、このカブならではの面白さだ。
スプリンガー化+3.5Jリムでフロントに強烈な存在感!
最大の見どころは、大幅に手を加えたフロント周り。フロントフォークをスプリンガー仕様へと改造し、レッグシールドも含めて50mmワイド化。リンクアームには補強と延長加工を施し、PCXのリヤショックとハヤブサのステアリングダンパーを組み合わせている。単純に太いタイヤを履かせただけではない、手の込んだ作り込みだ。
フロントホイールは純正ハブを生かしながら、太めのスポークを使って3.5Jリムをセット。ナローなハンドルとの対比もあり、正面から見たときのタイヤの存在感はかなりのもの。リヤにも120サイズのワイドタイヤを履かせ、前後ともボリュームのある足周りに仕上げている。
150ccエンジン搭載! 細部には自作パーツも投入

エンジンは社外製150ccへ換装。マフラーにはMINIMOTO製のモンキー用を使用し、車体に合わせて延長加工して装着している。キャブレターはOKO製φ28を組み合わせるなど、外観だけでなくパワーユニットにも手が加えられている。

細部の作り込みにも注目したい。フロントスプロケットカバーはチタンプレートから自作したもので、表面の焼き入れまで自ら行ったもの。既製品を並べるだけではなく、必要なパーツは加工や自作で形にしていくのが佐々木ガレージ流。ワイド化した車体、独特のカラーリング、そしてハンドメイドのディテールが組み合わさり、角目カブをベースにした唯一無二のスタイルを完成させている。
ディテールチェック

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.12」
■日時:2022年5月1日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)
こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!
【モトチャンプ】