3眼LEDヘッドランプとLEDクリアランスランプをより薄くシャープな造形へ変更か?
トヨタの高級ミニバン「アルファード」が、2027年に大きく姿を変える可能性が浮上している。2023年に登場した現行40系として初めて、フロントマスクにまで手を入れる大幅改良となりそうだ。

アルファードは2023年6月に40系へフルモデルチェンジ。その後もトヨタは商品力の強化を続け、2025年1月にはシリーズ初となるPHEVを追加した。
さらに2026年6月の商品改良では、PHEVに「Z」、HEVに「G」を新設定。ボディカラーにも「ニュートラルブラック」が加わるなど選択肢が広げられた。
ただし、ここまでの改良ではアルファードの「顔」そのものに大きな変更は加えられていない。次の焦点となるのが、2027年に予想される大幅改良である。
現行40系は2027年6月で登場から4年を迎える。さらに同年末には、アルファード/ヴェルファイアの生産をトヨタ車体いなべ工場からトヨタ自動車田原工場へ移管する計画も控えている。
商品サイクルと生産体制の双方で、2027年はひとつの節目になるわけだ。
そこへ登場したのが、日産の新型「エルグランド」である。プレミアムミニバン市場ではアルファードが強い存在感を持ってきたが、エルグランドも新世代モデルで巻き返しを図る。アルファードの商品力をさらに引き上げるには、タイミングとしても不自然ではない。
入手した情報によると、2027年の改良で注目されるのがエクステリアだ。40系アルファードを象徴する巨大なフロントグリルそのものは継承しながら、ヘッドライト、グリル内部、フロントバンパーなどを刷新。現行型とひと目で見分けられる程度まで表情を変える可能性がある。

そこでスクープ班では、得られた情報をもとに大幅改良型の姿を予想CGで制作した。
現行型の基本シルエットを維持しながら、3眼LEDヘッドランプとLEDクリアランスランプをより薄くシャープな造形へ変更。巨大なグリルには横方向を強調する新たな加飾を取り入れ、バンパー両端やロア部分も再構成した。
アルファードらしい押し出しの強さを失わせるのではなく、40系のデザインをベースに精悍さを増す方向である。
一方、パワートレインは外観ほど大きく変わらない可能性がある。現行アルファードには2.5Lガソリン、2.5Lハイブリッド、2.5Lプラグインハイブリッドが設定されている。すでにPHEVまで揃っていることを考えれば、大幅改良でまったく新しいパワートレーンへ切り替えるより、既存ユニットの制御や燃費、静粛性などを熟成させる方向が考えやすい。
足まわりにも手が入る可能性がある。現在のPHEVでは大容量バッテリーを床下へ搭載することで低重心化し、周波数感応型ショックアブソーバーも採用している。大幅改良では、こうした技術を生かしながらサスペンションやステアリングのセッティングを煮詰め、後席の快適性と高速域での安定性をさらに高めることも考えられる。
同時に進化が予想されるのが、安全・運転支援技術だ。2027年には40系登場から4年が経過するだけに、カメラやレーダーによる認識性能、駐車支援、コネクティッド、インフォテインメントなどもアップデートの対象となる可能性がある。
アルファードは40系になってからもPHEV追加や装備拡充を重ねてきたが、エクステリアについては基本デザインを維持してきた。
発売から4年経過、新型エルグランドの登場、そして生産拠点の移管。複数の節目が重なる2027年に、アルファードがいよいよ「顔面」にまで手を入れるのか。40系後半戦の大幅改良は、プレミアムミニバン市場の新たな動きとして注目されそうだ。




