大型カウルに加えてリヤにはトップケースを装備。前後に大きな装備を備えながら、その間にカブプロのコンパクトな車体が収まる独特のプロポーションが面白い。

BMWを降りてもR100RSのスタイルを楽しみたい!

西田さんはBMW R100RSを3台も乗り継いできたBMW愛好家。しかし年齢を重ねたことから大型バイクを引退し、よりコンパクトな車体でR100RSの雰囲気を楽しむことを考えた。そこで目をつけたのがスーパーカブだった。

R100RS純正カウル内には、カブプロ純正ヘッドライトをセット。カウルのマウント位置が高いため、ステーを自作して延長し固定している。

カスタムの出発点は、もちろんR100RS純正のフロントカウル。これを装着できる車体を考えた結果、頑丈なフロントキャリアを備えるスーパーカブ110プロをベースに選択した。大型ツアラーを象徴するようなカウルと、小柄なカブの組み合わせはインパクト抜群。真正面から見ると大きなカウルに車体がすっぽり隠れるほどで、まさに“ミニチュアR100RS”と呼びたくなる仕上がりだ。

R100RS純正カウルがまさかのシンデレラフィット!

驚かされるのは、R100RSのカウルがカブプロの車体に想像以上に馴染んでいること。サイド部分の形状には手を加えているものの、カウル自体はR100RS純正品。しかも紺色のカラーまでカブプロの車体色と違和感なくマッチしており、最初からこの組み合わせを想定していたかのようなまとまりを見せる。

カブプロの頑丈なフロントキャリアに着目し、そのステーを利用してR100RS純正カウルをマウント。ハンドルやメーターの位置は純正のままとしている。

カウルの固定には、カブプロのフロントキャリアを活用。そのステーを利用して大型カウルをマウントしている。カウル内部にはカブプロ純正ヘッドライトを収め、取り付け位置に合わせて延長ステーを自作。ハンドルやメーターの位置は純正のままとするなど、R100RSの外観を取り入れながら、カブとしての基本構成をうまく生かしているのもポイントだ。

防風性能までR100RS級!? 見た目だけじゃない巨大カウル

R100RSといえば、大型のフェアリングによる高い防風性能も特徴。その純正カウルを小さなカブに装着したのだから、当然ながら風よけとしての効果も絶大だという。むしろカブの車体では、その防風性能の高さが抵抗になるほどなのだとか。

リヤには大型のトップケースも装着され、フロントの巨大カウルと合わせてツアラーらしい雰囲気を強調。小さなスーパーカブ110プロに、大型ツアラーの装備をギュッと凝縮したような独特のスタイルが完成した。

R100RSをそのまま小さくしたわけではなく、R100RSの象徴的なカウルをカブプロというまったく異なる車体に組み合わせる。その大胆な発想と、実際に走れる形へまとめ上げた工夫こそ、この一台最大の面白さだ。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.12」
■日時:2022年5月1日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)

こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!


【モトチャンプ】