アクセルONでもOFFでも
オーバーステアは発生

ステップ3は、パイロンを並べての定常円。

ステップ2までは、停止状態からハンドルを目いっぱい切って、高回転で一挙にクラッチミートして、パワースライドに持ち込んでいたが、ここではパイロンで半径3~5mぐらいの円をつくって、そこをグリップ走行で旋回することからスタート。

ギアは1速のままで構わないので、徐々にスピードを上げていく。やがて「これ以上アクセルを踏むとアンダーステア」という状態になる。そうしたら、ハンドルとアクセルを一定にし、そのアンダーが出る直前の状態をキープしてみる。これがタイヤの横力を最大限に使ったコーナリングになる。

そして1~2周、アンダー直前の定常円を走ったら、そこから少しだけアクセルを踏み足す。するとクルマはアンダーステアが出るので、アンダーを感じたらアクセルOFF。次の瞬間、フロントタイヤにコーナリングフォースが戻ってタックインが起き、カウンターを当てなければスピンモードに突入する。

「サーキットでは、このアンダーステアからアクセルOFFをきっかけに、オーバーステア→スピンになるケースがいちばん多いと思われます。そのため、このアンダー→オーバーの流れを、カウンターステアで抑える練習をやってみましょう。

カウンターで抑えるといっても、収めるのはテールスライドだけで、カウンターでオーバーステアが収まったら、そのまま停止したりせず、定常円を続けてください」

これは、おもにコーナー進入時を想定したカウンターステアの練習なので、ある程度カウンターのタイミングがつかめたら、立ち上がり側のオーバーステアの対処も学んでおこう。

「タックインのカウンターステアに成功したら、今度はアンダー直前の定常円から、少し強めにアクセルを踏み込んでみます。すると一瞬アンダーステアが出たあと、パワーONでリアタイヤのコーナリングフォースが減ってパワースライドが始まります。

これもカウンターを当てないとスピンになるので、それをカウンターステアで抑えましょう。できればカウンターを当てながら、ドリフト円旋回で回り続けられたらベストです。

このときハンドルから手を離して、セルフアライニングトルクでカウンターを当てる方法もありますが、自身の手で必要な舵角を与えるカウンターを覚えないとサーキットでは通用しないので、ハンドルから手を離すカウンターはNG。あとは視線。できるだけ遠くのパイロンを見るのも成功させる秘訣です」

パイロンを置いた円旋回の手順

右上のようにステアリングはイン側でできるだけ速くグリップ走行し、①フロントの限界が訪れたときにアクセル OFF で前荷重にするとテールスライドが発生。これを維持する。②前輪がアンダーステアになってもさらにアクセルONでテールスライドを発生させる。

上達したら円を大きくしてみることもポイント。1速である程度上達したら、パイロンの近くを通れるようにカウンターとアクセルで弧を調整。さらにパイロンの間隔を広げて、2速でのスライドコントロールにチャレンジ。

動画はこちらから


次回 STEP4 カウンターステアを戻して立ち上がる

10月16日 19:10~配信予定


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