
前回の記事で紹介した4MINIマニアの豆太郎さんが初めて製作したカスタムモンキーに続き、今回も豆太郎さんが作ったカスタムマシンを紹介しよう。前回のマシンは太足に特化したラメ塗装が印象的だったものの、今回のマシンは全く違う手法によるカスタムが施されている。何用かは不明ながらデュアルヘッドライト仕様のカウルが入手できたことからカスタムがスタートしている。

デュアルカウルのホンダ製マシンといえば往年の耐久レーサーを思い浮かべる人も多いことだろう。豆太郎さんもやはりレーサーを意識してカスタムを進めることにされた。レーサーと言ってもカフェレーサーを目指したので、往年のトリコロールカラーではなく、新しいHRCカラーでペイントすることにしたようだ。

デュアルカウルに埋め込んだヘッドライトはホンダ純正ではなくスズキ純正。しかも2輪ではなく4輪用のライトを加工して装着してある。しかもランプユニットの前には、これまた4輪用で知られるIPFのレンズカバーが装着してあるので、正体不明なライトを演出している。また左右にミラーが装着されているものの、ポジション的にほぼ見えない。そこでナンバープレート上へカメラを取り付け、メーター上のモニターで周囲を確認できるようにしてある。これもカウルがある効能だ。

外装に施された塗装はまさに圧巻で、随所にロゴが配置されている。これらも全て豆太郎さんによる自家塗装であり、もはやプロの域に達していると言っていいだろう。今回も燃料タンクこそ4Lモンキーだがサイドカバーはフィンタイプとされ、シートカウルも別車種用。SP武川製のエイプ用シートをベースに豆太郎さんが独自の形状へ加工している。得意のFRP成形により、サイドにはダクトが開けられているといった具合だ。

もちろん注目ポイントは外装だけではない。アルミ製トップブリッジやステムを用いてテレスコピック式フロントフォークに変更されている。選んだフォークはNSR50用で突き出し量で車高を調整している。フォークボトムに付くディスクブレーキキャリパーもNSR用をそのまま用いており、Gクラフト製ホイールを履かせた。

エンジンは前回紹介したマシンとほぼ同じ内容でチューニングしてある。SP武川製ボアアップキットにより88cc化してあり、キャブレターもVM26と同じ仕様。トランスミッションもSP武川製5速ミッションが組んであり、この仕様が豆太郎さんのお気に入りなようだ。

ただし今回のマシンでは自作技が炸裂してマフラーはワンオフしたものが装着されている。サイレンサーこそfireout製を使っているが、それ以外は自作してあり、見事な曲げ加工と溶接技だ。Gクラフト製のバックステップを組んであるが、現物合わせで当たらないような角度とされている。

ロンホイなこともこのマシンの特徴だろう。Gクラフト製のスイングアームを使うことでロングホイールベース化してあり、組み合わせたリヤショックはシフトアップ製の280mm仕様。大きなシートカウルとのバランスが取れており、とてもモンキーには見えないようなスタイルとなっている。リヤタイヤもGクラフト製ホイールとミシュランタイヤの組み合わせでフロントと同じだが、リヤだけ90-90/10とワンサイズアップさせている。

豆太郎さんが作り上げたカスタムマシンはまだまだ取材してある。続けて紹介した2台は全く異なる方向性でカスタムしてあるが、次からのマシンも全く異なるアプローチで作られている。次回のマシンもお楽しみに!
