Q:秋冬は日が短くなりますが、バイクで走るときに気をつけることは?
神奈川県/私は鳥目さん
「暗くなったら気をつける」。そりゃそうですよね。でも、やっかいなのは真っ暗になってからではなく、その少し前。まだ景色は見える。クルマも見える。だから昼間と同じ感覚で走っていたら、交差点で歩行者に気づくのが一瞬遅れた……そんな経験、ありませんか?
「まだ見えてる」がいちばん油断しやすい
ちなみに10月末の日の入り時刻は17時頃。そして日の入り前後は、明るさが少しずつ落ちていくので、歩行者や自転車、脇道から出てくるクルマは昼間より見つけにくくなります。警察庁の分析でも、日の入り前後1時間の「薄暮時間帯」は死亡事故が多く、特に10〜12月に増える傾向があります。時間帯では17〜19時台に死亡事故が多いというデータも出ています。
夕暮れ時や夜間は視界が悪くなり、歩行者や自転車などの発見が遅れやすいうえ、速度感覚も鈍りやすい。だから交差点や横断歩道、コンビニの出入り口あたりでは「もう一度見る」。それくらいでちょうど良いんです。
夏と同じ帰宅時間で考えない
もうひとつ「あるある」なのが、昼間のツーリングが楽しくて、ついつい帰るのが遅くなること。
「あと1か所だけ寄って帰ろう」と思っていたら、山を下りるころには真っ暗。しかも山道は木立や谷あいで、日没時刻より早く暗く感じることもあります。
秋冬は、「暗くなる前に帰る」より「暗くなる前に山を降りる」くらいで予定を組んでおくとラク。休憩が少し長引いても、帰り道に余裕が残ります。
また、最近のバイクは常時点灯なので、ヘッドライトを点け忘れることは少なくなりました。それでもテールランプやブレーキランプ、ウインカーがちゃんと点いているかは一度確認しておきましょう。
歩行者に気をつける。早めにペースを落とす。少し早めに帰る。
バイク乗りなら「そんなの知ってるよ」と思うことばかり。でも、毎年秋になって日の入りが早くなると、その感覚を身体が思い出すまで少し時間がかかるんです。
だからこの時期は、「夕方になったら昼間と同じつもりで走らない」。それだけ、もう一度頭の片隅に置いておきましょう。
明るいうちに景色を楽しんで、暗くなる前に余裕を持って帰る。秋冬ツーリングは、そのくらいのペースがちょうど良さそうです。
【モトチャンプ編集部】
![by Motor-Fan BIKES [モーターファンバイクス]](https://motor-fan.jp/wp-content/uploads/2025/04/mf-bikes-logo.png)