スペインの自動車メーカーSEAT(セアト)から発売されるエレクトリックスーターMÓ 125 Performanceは、街中からサーキットまで楽しむことができるスポーティなモデル。このMÓ 125 Performanceをスペイン・バケイラの雪山からアルメリアのタベルナス砂漠まで、様々な環境条件でテストが行われた。ズエラ国際サーキットで10月6日に行われたテストでは、リレーチームにより24時間連続の電動スクーターによる走行距離1430kmを記録。さらに翌日には個人で24時間以内に1158kmを走行して電動スクーターの最大走行距離を達成した。
MÓ 125 Performanceのパワーユニットは後輪に組み込まれたモーターにより出力7.5kW(ピーク出力11.5kW)を発生。さらにeBoost機能の搭載により、最高速度は105km/h(標準のMÓは95km/h)となり、約30秒で最高速度に達する加速力を発揮。0-50mの加速は2.9秒となっている。GALFER社製パフォーマンスブレーキディスクとパッドの採用によりブレーキ性能も向上し、あらゆる状況下で優れたコントロール性を発揮する。また、サスペンションもアップグレードされ、ÖHLINSが提供するフルアジャスタブルショックアブソーバーは、コンプレッションダンパー、リバウンドダンパー、スプリングプリロードの調整が可能で、ライディングスタイルに合わせてチューニングすることが可能となっている。バッテリーは交換が簡単な取り外し式のリチウムイオンパックを採用し、1回の充電で最大137kmの走行が可能。家庭用の電源を使用して6〜8時間でフル充電ができる。2023年の第1四半期から欧州向けにデリバリーが開始される予定だ。