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今回ご紹介するのは、山形県と秋田県に跨り“ぶなの山”として知られる標高2236mの「鳥海山」(ちょうかいざん)。その西側を通る素敵な山岳観光道路の「鳥海ブルーライン」だ。日本海沿岸を通る国道7号が起点となり、登山の起点のひとつとして知られる象潟鉾立(きさかたほこだて)口へアクセスするコースとしても知られている。
下記の座標点で示すポイントは、高原の駅「鳥海山鉾立」の駐車場。展望台があり鳥海山はもちろん、今駆け上がって来た下界に目をやれば日本海も含めた広大で美しい眺望が実に清々しい。新緑から紅葉まで季節の移ろいを楽しむのにも格好のツーリングスポットなのだ。ちなみに同所にはビジターセンターや鉾立山荘に稲倉山荘があるので宿泊も可能。麺類やカレーライス、飲み物やかき氷にアイスクリームが楽しめる食堂もある。なおトイレはチップ制だそう。
早朝の日の出時刻に行くと、季節や天候などの条件が合えば鳥海山は逆光になるのだが、朝日に照らされた鳥海山のシルエットが伸びて日本海に映るシーンに出会うことができるかもしれない。
鳥海山鉾立の駐車場から遊佐町鳥海ブルーライン(山形側)の入り口までは、車で約25分、距離は約19km。逆に秋田側の入り口までは、県道131号線経由で日本海東北自動車道の象潟(きさかた)インターチェンジまでもほぼ同様な距離だ。日本海沿岸を通る国道7号線とちょうど三角形を成し、ぐるっと一周しても55km程度。
秋田側の象潟には海水浴場や「さんねむ温泉」がある。また鳥海ブルーラインを象潟インターチェンジへ下ると象潟市の水源となっている景勝地の「元滝伏流水」や、「奈曽の白滝」も見どころ。この他、少し北上した位置には仁賀保高原を横断する「鳥海グリーンライン」もあり、スキー場やキャンプ場、展望台やモトクロスランドなどツーリングスポットは豊富。
なお、冬場は通行止めとなるので事前にホームページ等で情報収集しておくと良いでしょう。
いずれにしても、海抜0mから高原までワインディングをバイクで一気に駆け上がるコースは気分爽快なのだ。
高原へのワインディングは気分爽快!
秋田県にかほ市象潟町小滝麻針堰(JR羽越本線「上浜」駅から車で約25分/約20km)
元滝伏流水の光景に癒される。
にかほ市観光案内公式ホームページ
URL:https://nikaho-kanko.jp/topthumb/chokai.html
遊佐鳥海観光協会
URL:https://yuzachokai.jp/spot/blueline/