無国籍料理とナチュラル雑貨を扱う「Ninifuni」は、”心と身体が歓ぶ食と空間”をコンセプトに、無添加・無農薬食材を使ったカラダに優しいメニューが魅力のお店。新型コロナ禍の中オープンして1年半、「みんながしっくり来る場所」を目指して営業中です。
武蔵五日市駅から東へ300mほど。小さな木の看板を頼りに人ひとり分の細い路地の奥へ歩いて行くとたどり着ける「Ninifuni」はまさに隠れ家的カフェ。民家をリノベーションしたというお店の前に立つと、まるで友人の家に遊びに来たかのような気分になります。
靴を脱いでお店に入ると、先ほどまでの民家のような雰囲気からガラッと変わり、開放的なで落ち着く雰囲気の席に案内されました。畑の見える窓からは優しく太陽の光が差し込み、外からは川のせせらぎと鳥の声が聞こえてきます。
お店の一角では、作家さんによる手作り雑貨や、お菓子が売られています。こちらに並ぶお菓子もビーガンの方が召し上がれるものだそうで、あきる野市内で自家製天然酵母パンと焼き菓子を販売する「空石」さんの商品だそう。ナッツ入りのグラノーラが美味しそうです。
料理は野菜・雑穀・発酵食品に、スパイスやハーブの香りが利いたビーガンの方でも食べられるメニューがメイン。旅好きなオーナーが海外生活で培ってきた経験が生かされた創作料理は、特定のスタイルにとらわれない無国籍料理です。
ところで、店名・Ninifuniの由来である仏教用語「而二不二(ににふに)」はご存じでしょうか。この言葉は「1つは2つ、2つは1つ」という意味で、裏と表のように”2つだけど1つのもの。分けることができないもの”のこと。店主の好きな言葉だそうです。
細い路地の奥にひっそりと佇む古民家カフェ「Ninifuni」は、気さくな店主の好きな言葉「而二不二」のように、特定のスタイルにとらわれない無国籍料理が楽しめるお店でした。お店の一角で売られている手作り雑貨やお菓子もぜひチェックしてみてくださいね。
●Ninifuni而二不二
〒190-0163
東京都あきる野市舘谷245-8
TEL:042-588-5046
営業時間:11:30~17:00
定休日:火・水・金曜