今年の夏は電子で冷やせ! 話題のワークマン・ペルチェベストプロがさらに進化して冷却効果アップ。東京モーターサイクルショーで先行要約開始

高機能ながらリーズナブルなバイク用ウエアを次々リリースしているワークマンから、ペルチェ素子で冷房、暖房が行える話題のベストの二代目モデルが登場。空調服では物足りなさを感じていた暑がりのユーザーに、電子の力で体を冷やすアイテムを試してほしい。
昨年、ネット界隈を中心に大バズりした冷暖房服のペルチェベストが進化。

作業着の専門メーカー&ショップだったワークマン。最近ではお手頃なカジュアルウエアも充実させ、ファストファッションのブランドへと進化。アウトドアウエアやスポーツウエアの分野へもその幅を広げる中、バイク用ウエアを次々に発売し、昨年から東京モーターサイクルショーへ出展。今年もバイク用の新作アイテムを多数用意していた。

昨年発売して、多くのモトブロガーが取り上げて大バズりとなったペルチェ・ベストが、早くも2世代目に進化して登場した。「ペルチェ」とは半導体のペルチェ素子のことを指し、2種類の金属の間に電流を流すと、片方の金属からもう片方の金属に熱が移動するという効果を利用した半導体。冷却服に採用されているペルチェ素子は、モバイルバッテリーなどを接続して、直流の電流を流すことで、内側の熱を外側に移動させて、内側の金属プレートが冷えるというもの。逆に接続すれば内側のプレートが温まり、暖房服にもなる。

ペルチェベストPRO2はペルチェ素子が5カ所に増えて冷却&暖房効果がアップ。
背中のペルチェ素子は大きく、電源ONですぐにひんやり感じられる。
外側に熱を放出するので、ライディングウエアを着るならこの5カ所を塞がないようにする必要がある。

ワークマンから発売予定のWZ-5 WindCore ICE×HEATER ペルチェベストPRO2は、背中と脇腹の計5カ所にペルチェを配置して、瞬間冷却最大-28℃(表面温度約-3℃)、瞬間温熱最大約+39℃(表面温度約49℃)の効果が得られるというもの。実際に着用してみると、背中の大きなペルチェ素子がキンキンに冷えていて、脇腹付近の4カ所のペルチェも冷たく、大きな血管が通る場所をしっかり冷やしてくれそう。これまでペルチェ素子はあんまり冷たく感じないと思っていたが、このベストなら真夏のライディングにも効果的だろう。しかもバッテリーまでセットされて税込1万9800円というリーズナブルなプライスだ。さらに数量限定でペルチェ部分が冷却時にはブルーに、暖房時にはレッドに光るスペシャルエディションも発売予定。デリバリーは6月頃が予定されているが、会場では先行予約を開始していた。この夏さらに話題になりそうだ。

人気のライディングウエアにレザー調の新モデルが登場。デニム調の生地も発売。
しっとりとした手触りでシープスキンレザーっぽい仕上がり。本物のレザーより軽くて着心地もいい。

ワークマンは本格的なライディングウエアも発売しており、コーデュラユーロ3Dメッシュジャケットはすでに人気のアイテムとなっている。これまでのナイロン生地に加え、今年はレザー風の合成皮革生地とデニム調の生地もラインナップにプラスされた。コーデュラユーロ3Dジャケットは胸や背中にメッシュ生地を採用して夏場でも風通しがよく、肩や肘部分にはプロテクターが装備されている。さらに胸部や背中にもプロテクター用ポケットを用意しているので、市販のプロテクターの装着も可能。背中はほぼメッシュ生地なので、ペルチェベストとも組み合わせられそう。なんと価格は3900円と激安! 同じ生地のメッシュパンツも用意され、こちも価格は3900円だ。

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